今日、写真撮影で高校生と中学生の二人を都内の公園でポートレート撮影してきた。
※もちろんエロではない。
撮影は問題なかったが、ふと大声がして振り向くと、怒鳴り声をあげているおじさんが居た。
もちろん「?」となるが、次第に変な人という事になった。
「酔っ払ってるのかなー」という話に、僕は「心を病んでるのかも知れないね」と返した。
すると、ふたりとも「そういう人は家の中に閉じ込めてほしい」と言った。
僕は表立っては言わないが、躁うつ病を持っている。もちろんある程度経過して、おおよそ症状は治まっているが、今でも通院している。
おそらく、そのおじさんは統合失調症の陽性症状なんだと想う。説教する相手が幻覚として見えているのかもしれない。幻聴で言いごたえされているのかも知れない。
僕は、それらをとても残念に感じた。
本当はマジメでいい人なのかも知れないけど、メンタルヘルスに理解が無いが為に(もしくは家族に恵まれなかった為に)、ただ放置されてしまっている事。
もう一つは、撮影している彼女たちが無知・無関心であった事。。。
本当は、心の病気を持っている人はとても多くて、でも偏見から普段は何も言えないで耐えて居ること。
そして、将来自分たちにその病が振りかかるかもしれない事。。。
※うつ病の生涯発症率は、一般的に5人に1人と言われています。
僕は、立場的にメンタルヘルスについて企業のひどい扱いを、聞いたり体験したりしている。
日本の企業は、「心身共に健康で会社の為に稼いでくれる」完璧なサラリーマンを求めすぎている気がしている。
仮に障害をもっていても、障害者手帳を得ていないと何一つ優遇される事はない。(障害者雇用にならない。)
企業の人事担当者も、壊れてしまった人に「完璧なサラリーマン」を求めて病院に問い詰める事も、何度か見聞きしている。
もし、このテキストを観ている人がいれば、少しだけ関心と理解をもってほしい。
そして、メンタルクリニックの敷居が低くなったとはいえ、それでも理解しがたい変化に耐えている人がたくさん居る事を知って欲しい。
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