http://anond.hatelabo.jp/20130510010751
脳内には「ドーパミン」という向精神剤に似た成分が自然分泌されます。
しかしドーパミンに依存してしまい、ドーパミンを大量分泌させるために一生懸命になり、
日常生活にまで支障が出るようになると、もう立派な依存症です。
アルコール、タバコ、コカイン、大麻、その他のドラッグ類への依存状態とあまり変わりません。
以下の項目に当てはまるものが多いほど、恋愛依存症の危険性が高いです。
恋人にあうために、仕事・学校・人と会う約束などのスケジュールを反故にしたことがある
恋愛に多くの時間を費やしすぎて睡眠不足になることが、何日も連続してしまう
向かい会わなければいけない嫌な問題から逃げるために、恋人に連絡することが習慣化している
会社や学校のパソコンなど、禁止されている場所でも我慢出来ずに恋人に連絡てしまう
恋愛的なイメージが考えを支配して勉強や仕事が進まないことが頻発し、職場での評価や学業成績などが危機的状況に陥っている
恋愛を得られるコンテンツを見ること以外に、これといって趣味・ストレス解消の手段が無い
恋愛産業が広がる前の恋愛は、探してお金を支払うことをしなければ入手できないものでした。
そのハードルの高さが、多くの人の依存症化を防いでいたと考えられます。
をあえて探さなくても、一般サイトに恋愛産業による恋愛的な広告バナーが貼られていたりもします。
普通にインターネットをしているだけで、私たちは繰り返し連足のイメージを喚起させられます。
たまたま嫌なことが起こったときに、気軽に連足に逃げさせ、ついには依存させる仕組みになっています。
この依存症の正式名称は「連足依存症」です。恋愛が一つのくくりで語られています。
恋愛為依存は、タイガー・ウッズの多重不倫の例などが有名です。
恋愛依存の結果として、不倫以外にも性病、望まぬ妊娠、売買春、痴漢、強姦、性的虐待など数多くの問題が起こります。
よって、精神医学会でも問題にされがちなのはこの恋愛行為依存のほうです。
恋愛によるドーパミン依存の場合、人と関わらずとも依存対象を得られます。
よって、ドラッグの治療施設のように依存対象からの完全隔離を行うことが出来ません。
ユタ州にある施設では恋愛依存症患者の治療が行われていますが、
そこで得られた結論は、恋愛依存の治療はコカイン依存の治療よりも難しいというものでした。
恋愛コンテンツは、コカインのように身体から完全に出し切ることができません。
人と関わらずに依存物質を自力で生成できることは、依存の発覚の遅れにも繋がります。
「なぜか人付き合いを絶ち、ネットばかりするようになった」
こうした「理由のわからない引きこもり化」で、混乱している家族が居ます。
それらの原因のうちのいくらかは、恋愛依存であることが考えられます。
日本では「非モテ」という流行があったようです。恋愛行為を自主的に一定期間禁じるというものです。
「非モテ」の効果として「頭がすっきりする」「やる気が出る」「集中力がアップする」等がよく挙げられますが、
これは実際には「非モテ」の効果ではなく、「恋愛依存状態から脱却できている状態」…
…つまりそれが本人の「普通の状態」であることが考えられます。
「非モテ」をしても、何も変わらないという報告もあります。その方は、元々依存状態では無かったのでしょう。