趣味の関係で、女が圧倒的多数という大所帯のグループに、かれこれ10年近く所属しているおっさんの一人語りです。
自分は元々アニメが好きなキモヲタでコミュ障のぼっちだったが、人間は環境によって強く左右されるというか、意外と馴染んでしまうもので。
もちろんコミュ障なのは相変わらずで、個人的に連絡取るほど親しい女の知り合いは未だに一人もいないが、女性に嫌がられない態度は否応なく身に付いた。
要するに「節度ある大人の紳士」としての嗜みを学習したといったところ(でなきゃ追い出されるし)。
後述する男同士の付き合いとともに、満更でもない経験だったと思うし、女性が強い集団特有の柔らかくクリーンな(?)空気は、それはそれで馴染めば楽しいもので。
しかし副作用というのだろうか、グループに入る以前、本当に文字通りぼっちだった頃に、満面下卑た笑顔で食い入るように見ていたハーレム系アニメを、ここ5・6年、殆ど見なくなってしまった。四半期毎に恒例の新番チェックの機会に見ても、全く面白いと思えなくなった。
男の欲望願望丸出しで、夢と妄想がはちきれんばかりに詰まっているネバーランドなのは頭で理解できても、「(ヾノ・∀・`)ナイナイ」というのが先に立ってしまい、気持ちが盛り上がるどころか猛烈に冷めてしまうのだ。
作品によっては「え・・・なんでこの子ら、最初から主人公にやたら本気なの?逆に怖いわー」と背筋が寒くなるし、さらに凄いのになると「この女ども、絶対視聴者が見てないとこで主人公のチ○コしゃぶってるだろマジやべー」という感じで苦笑してしまう。
まあ、真の上級者は「ほぼ女子校」みたいな場所を満喫しつつ、こういうのもフィクションとして楽しめるんだろうから、それに比べたら自分が中途半端なだけかも知れない。
他に収穫だったのが、グループにおいて少数派である男同士の交流。
よく「ほぼ女子校」な場所に置かれた男子は男子同士で超仲良くなると言われるが、それを身を以て体験することになった。
まさかこんな所でぼっちの自分が「素晴らしい男の友情」というやつを経験するとは思わなかった。
いやもう本当に面白い。他愛のない話でさえも必要以上に盛り上がる。マニアックな話や濃い話だったり、アルコールが入ったりすれば尚更。
最後に余談だが、最近、自分が所属するグループのジャンルをベースに、同好の士で数人の小グループを結成したのだが、今のところ男女比は半々。
一応オレ的裏テーマの「今からでも遅くないから原隊に、いや自然に帰れ」が上手く行っている感じ。
こちらもまた今後が楽しみ。
萌アニメがつまらないのは同意 やっぱあれは底辺の娯楽だわ