2013-05-02

「危ない一号」第2巻より

数年前、まだサラリーマンをやっていた頃、そこの社長が「デルモン!お前も商いのイロハ根性を学べ」と派遣されたのが、ある経営診断士の講演でした。そのセンセイは午前と午後の六時間をひとしきり語りくさった後「それでは、この映画を観て商人の心を学びましょう」と見せてくれたのが確か「こぶしプロ製作の「てんびんの詩」というメンソレータムでお馴染みの近江商人物語でした。年端もいか子供丁稚に出されて朝も早よから廊下をヌカ入り袋でピカピカに磨き上げ、そこの主人や先輩に玉毛を剃られるようなシゴキを受けながらも「これが商人や、商人の心や」とジコマンな解釈をして目をキラキラさせるという歯車社員養成ギブスのようなものでした。僕はランゲルハンス島の辺りが痛くなりましたが、他の参加者は皆一様に感動したようで、ウンウンと頷きながら小鼻をふくらませたり、前立腺を硬くさせたりしているようでした。このように心の持ちようによっては同じ作品が素晴らしかったり、ローゲだったりするわけですが、

ここではなるだけ、みなさんの賛同を得られる作品を紹介したいと思います

で一番最初の紹介映画がコレ

悪魔のしたたり』

たぶん全ての人が潰れる作品ではないでしょうか?小人奇形がうじゃうじゃと登場して女を犯したり殺したりしますが、目玉を掘ったり頭蓋に穴を開けてストローチュルチュルするところなんぞは強烈!何の啓蒙テイストもない東映エログロ路線の母親のような作品。

その頃付き合っていた彼女と一緒に観たら「こんな仕事ビデオ紹介)やめて!マトモになって」と言われた覚えがあります

キ過ぎ。

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