2013-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20130207231509

「第一子の性別が、第二子意欲を左右する」仮説の元増田ですが、

論文筆者である守泉理恵氏は言及してないが、4ページ目に載ってるよ。

http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/18724601.pdf

沖縄統計データを用いて性別選好と避妊行動の分析を行なったNishioka(1994)は、

沖縄では男児選好があり、30歳代以降の出生行動では、既存の子供の性別構成を考慮

>て、男児を得るために追加出生を得るケースが多いことを見出した。

ただ、この守泉理恵論文も、子供が1人の女性に「追加出生の意欲があるか?」という意向調査を行なった、という調査なので、

どこまで妥当性があるのか、多少疑問はある。

人々は、意向調査通りに、出生行動を行うとは限らないからだ。

なので、実際の傾向を把握するには、例えば日本最大の自治体である横浜市住民基本台帳データ

研究目的で使用許諾を得て(氏名住所等をマスキング)、個々の子供の性別データを集計する、という作業が必要だと思う。

守泉仮説は「女児志向が強いので、第一子男児場合は追加出生を得ようとして第二子を作ろうとする」で、

自分の仮説は「男児の育てにくさに辟易して、第一子男児場合子供のものを持つ意欲が減退する」、

果たしてどっちが正しいのか・・・

あと、ブコメで「自分男児は手がかからなかった、個性だと思う」というコメント多数いただきました。

確かに個性の要素は大きいとは思いますが、平均すると、男児の方が手が掛かる。

少なくとも、男児の方が、3歳になるまでに下痢喘息などの病気にかかりやすい、との統計もあるようですので、

それだけでも「第二子作成意欲に、第一子性別有意な差をもたらしてしまう」でしょう。

あと、

「第一子ができると、『優しい夫』の化けの皮が剥がれます」の投稿は、多少、

いやかなり心外です。

もともとは「性別選好」に議題設定(アジェンダセッティング)していたのに、

勝手に「主人の育児参加」の方に話が逸れていった。

元増田立場としては、「主人の育児参加は、別のスレッドでやってよ」というのが本音。

自分としては、第一子の性別選好について確証エビデンスを得たら、次は性比バイアスの話に持って行きたかったのに・・・

http://q.hatena.ne.jp/1358507962

質問している話で、

「第一子が男の場合、第二子も男である確率が、日本人平均(51%)よりも多くなる」

「第一子が女の場合、第二子も女である確率が、日本人平均(49%)よりも多くなる」

という仮説が成立するとしたら、第一子性別による第二子意欲強弱が、

日本人の性比に影響を及ぼすのでは?という話。

(いわゆる「男腹・女腹」の話。もっとも、女性側要因とかじゃなく、もっと別の要因で

 性比バイアスは左右される。電磁波がY精子に悪影響したり、放射能がX精子に悪影響したり、という話)

性比バイアスの話に繋げたかったのが、「第一子ができると、『優しい夫』の化けの皮が剥がれます」で、

完全に調子狂っちゃった。

  • 沖縄の1994年のデータと日本全体の2005年のデータじゃ11年も差があるんだから比較出来ないだろ。 沖縄も2005年になれば女児志向の方が強くなっているかもしれない。 つーか自分の仮説...

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