自分のブログでも良いんだけどこっちの方が向いてるかなと思って、増田に書いてみる。
会社員の人は当たり前のようにお給料もらってると思うんだけど、それって凄いことで、契約の段階では活躍するかわからないのに、毎月、そこにいるだけで30万円支払う契約をしてしまうわけです。
もちろんそれに見合った仕事をすることが前提の契約なので、社員の側は、8時間なら8時間頑張って仕事すると思うんだけど、え、それって時給の仕事じゃね?と思った人は正しくて、やっぱり労働基準法は正社員であっても時間労働を前提にしているので、なんだかんだと、そういうルールでみんな動くことになる。
でもそのポストは、おそらく定時なんか関係なく働いてきた人がいるから成立しているわけです。
人を雇えるということは、仕事として成立し、売り上げが安定してきるからできることなので、職場が本質的に保守的なのは当たり前の話で。だって誰かに8時間働いてもらえれば成立する仕事が回るようにできたから、8時間頑張ってもらえれば、それでいいんだもん。できるだけ、それを維持して、せいぜい効率の改善ができれば、狙った通り、一番おいしいんだし。
ただし、その仕事が回ってる間は。
業界やニーズに変化が起きて、その仕事そのものが成立しなくなってきて、新しい世界にシフトしていかなきゃいけないって時には、同じ規模の社員が雇い続けられるかどうかなんて誰もわからないし、そんな保証がないまま、シフトチェンジしていくことになるわけなので、高度成長期の会社はどうにかやってこれたみたいだけど、今後の大企業は安定していくかどうか?という問いがあるならば、それは
・その仕事はどれぐらい変化せず儲かり続けるか。(連続的な進化で事足りるか)
・今の組織の規模を維持できるか、もしくはより成長できるか。
というあたりが条件になる。
一つの会社が長く続く事は悪くないって言ってるどこかのCMが会ったけど、アジアの成長ももちろんそうだし、ネットやモバイルのような破壊者が出てきて抜本的な流れが変わってしまうのは、全く望まれるような進化ではないでしょうね。
中国にオフショアすれば仕事が回ります、大変ですねーぐらいの変化は、ただの連続的な変化の話で、仕事そのものが消滅していくダウントレンドの中で、全然違う仕事にシフトしていくなんてのが、一番難しい。組織からすると、せっかく積み上げて回していたものが全部リセットされるわけだから。それこそ一人一人が相当の努力をしていかないと、その人自身の雇用が継続されるかどうかはわからない。だって、改めて8時間働いてくれる人がいれば回るポストを再構築しなきゃいけないんだから。