仕事が楽しくない。楽しくないったらない。給料も低い。これはどこでもか。24時間テレビでフィリピンやらをみて自分の幸せさを知ったのだが、それでも厭なものは厭だ。
大学をもっといいところにすればよかったのか。高校から問題だったのか。町立の中学校に行ったからか。だから今つまらない仕事をしないといけないのか。じゃあ楽しい仕事はなんだと聞かれても答えはない。安易に思い浮かぶゲーム関係だってつまらないのだろう。今よりは面白いのかもしれない。道路工事だって楽しそうだ。働くことが楽しいのは職種じゃなくて、俺のせいだ。俺が今の仕事に責任感を感じていないからだ。言われてことをしているだけだ。そんなのは仕事じゃない。作業だ。誰にもほめられない。作業だからできて当然なのだから。できなかったときだけ評価がされる。悪いほうに。できて当たり前のことしか頼まれていないのだから、当然達成感もない。感謝もされない。成功なんて感じられない。だからつまらない。楽しくない。面白くない。死にたい。あいつらみんな視ね。そう思ってしまう。
かといって難しいことを言われても困る。努力はする。するだろう。たぶん。でもできなかったときはどうすればいいのだろう。経過なんてどうでもいい。できないとわかったときにすぐ報告すること。報告? そうだ、俺は報告する側だ。される側じゃない。一生する側だ。年下上司が話題になったのも昔の話しだ。もう俺より年上の奴は同僚には居ない。みんな昇進していった。ああ、俺だけずっと作業を繰り返すのだ。そしてそれを糧に誰かが昇進して新しい仕事をするのだろう。僕は去年とおなじ仕事を今年もする。来年もしているだろう。そして歳をとり、それができなくなって、できることを宛がわれて、それもできなくなるまで繰り返す。最後には草引きでもしてるのだろう。それでいいじゃないか。
仕事が楽しくない理由なんてわかっている。
仕事が楽しくないことより、人生が楽しくないことが問題なんじゃないか? 人生が楽しかったら仕事なんて別にどうでもいいだろ。