サイバーエージェントが5人に1人新卒というアンバランスな採用をやって後悔しているとか。
うちも絶頂期に社員の4人に1人以上が新卒という大量採用やったことあるのでなんとなく現場が想像できる。
そんなことをすれば大変なことになるのは分かるだろうというのは現場の人間の意見であって、経営者の発想ではない。
仕事が多すぎて納期に間に合わないと聞けば、すぐに大量アサインするのはどこの会社も同じだろう。
世の独裁的な社長の多くは「喧嘩は数だよ!アニキ!」という考え方のはずだ。異論は認めない。
で、うちの会社はそのとき何を思って大量採用したのかといえば、「これからどんどん会社を大きくして日本一になるぞ」と思っていたからだ。
会社の調子がよく、有名大学から入社希望が押し寄せたので天狗になっていたとも言える。
それからどうなったかと言えば、素人が作るので品質が大幅に低下し、会議が増えて、カイゼンをやりはじめて、ぐちゃぐちゃになっていった。
ヘンな会社ならともかく、普通の会社でカイゼンという言葉がでてきたら危ないと思う。
起死回生の一発逆転はまずありえない。もしあったら本が出せるだろうし、マスコミなどで語られている美談の影には大量の屍が潜んでいる。