2012-01-25

友達予知夢をみた 裏話

友達予知夢を見た』そんなスレ2ちゃんねるに立てられてから半年が経ちました。

あの時の凍てつく寒さは嘘のように、梅雨独特のじっとりとした空気で汗ばむ部屋でこの文章を書いております

結論から言うと、あの日地震は起きませんでした。

当たり前といえば当たり前の話かもしれません、友人(彼女)は預言者でもなければ予知者でも無かったのですから

しかしながら、一連の原因は自分にもございます。どうか彼女だけを責めないで欲しい……

話は遡ること2011年3月11日、僕と彼女震災のど真ん中におり、そして身内は誰一人として帰らぬ人となりました。

天涯孤独となった僕と彼女は県外へ脱出し、二人で新たな生活を始めました。

もう何も失う物はない、僕と彼女はこれから先の人生を二人で築き上げていくつもりでした。

しかしながら、震災から日経ったある夜、夜中に突然、彼女が驚いた顔で僕に言いました。

『近いうちに地震が起こる予知夢を見た!』と……

最初震災トラウマがまだ癒えていない、時間がそれを解決してくれるはずだと思ったのですが数ヶ月経ってもそれは治る事はありませんでした。

医師の話によると、あの時の震災トラウマによって彼女精神無意識3月11日以前に取り残されてしまったとの事でした。

無理もありあません、身内がいなくなってしまった世界彼女にとって生きる価値の無い世界だったのです。

だがその反面、彼女はあの日の出来事を実体験している。

その結果が予知夢として彼女を苦しめ続けているのだと、初老医師は僕に言いました。

あの日から彼女は変わってしまった……

しかった彼女未来に見える地震という恐怖に怯える毎日

そんな中、僕はそんな彼女の苦しみを少しでも救ってあげたかった!

今更、そう言ってしまうと言い訳になってしまうかもしれません。

そしてあの日、私は彼女2ちゃんねるを紹介しました。

「私の予知夢で大勢の人が救われて欲しい」予知夢を書き終えた彼女はそんな事を呟いていたと思います

後は皆さんのご存知の通りだと思います

まとめサイトを通じてどんどんとネット上に拡散し『私も同じ予知夢を見た!』という者さえ現れました。

結果として、皆様に多大なるご心配とご迷惑をかけてしまった事につきましてはお詫び申し上げます

しかしながら、未だ彼女予知夢に終わりは無く、彼女が救われるのは皮肉にも

本当に地震が起こってしま予知夢が的中した時ではないかとさえ最近では感じております

予知夢が外れ責められている彼女を見てはいられなかった。

今回の一連の流れによって皆様にご心配とご迷惑をおかけ致しました。本当に申し訳ございません。

これで私の懺悔とさせて頂きます









『おや……地震か?』

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん