2011-03-27

菜の花革命ひまわり革命について

twitterなどで菜の花ひまわりを植えようという運動があるようです

しかし、菜の花ひまわりを植えたらすべてが解決するわけではありません

放射性物質崩壊するまで残る

放射性物質を土壌中から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではありません。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要があります植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに御留意いただきますようお願いします

http://www.ceri.go.jp/contents/news/20110322.html

とあるように、放射性物質は残り続けます

残念ながら、今のところ生体は原子自体をどうにかすることはできません。

しかし、吸収させることで処分がしやすくなるかもしれません。

いつまで待てばよいか

放射性物質を吸収した菜の花ひまわりを放射性廃棄物として処理しない限りは、半減期で減っていくのを待つしかありません。

補足:放射性物質とは何か

放射性物質とは、原子核中性子の数が異なるために放射線を出す能力(放射能)がある物質です

放射線が出てくるのは、原子不安定な状態から安定な状態になろうとするためです

放射性物質は安定な状態になれば、放射性物質はなくなります。これが崩壊です

つまり、放射性物質原子の話なのです分子の話ではありません。(分子 = 原子の集団)

分子であれば構造を変化させれば無毒化できます。(構造によって分子の性質は決まる。)

しかし、放射性物質原子なので、たとえその原子分子にとりこまれても「中性子の数が異なるので不安定」という状態は変わりません。

もちろん、原子は分解などしません。(もし分解したとすれば、それは核分裂です!)

これが植物体内に蓄積される理由です

  • そんなの織り込み済みで既にチェルノブイリで実際に菜の花や大麻植えてファイトレメディエーションに手を出してる団体がいるんだからそこに実証データや効力を聞きにいけばいいの...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん