無性愛者は『他者に対して恒常的に恋愛感情や性的欲求を抱かない』。
自分の例だけど気持ちの整理のために書く。
こんな人間もいるんだ、程度に思ってくれたら。
無いものがわかるはずがない。
体のつくりや外見以外の男女の差が認識できない。
対人恐怖症ではない。
性嫌悪でもない。
「異性」が嫌いなわけでは断じてない。
自慰はする。
ただし身近な人物を対象に行うのは難しい。
カップル色の強いものは抜きどころがわからないのでオカズにならない。
性別でなくシチュエーションでエロをとらえているのでそれ以外なら誰向けでもオカズになる。
これは私の性自認がXなのもあるかもしれない。
本当に困った時助けてくれる友人がいるのも知っている。
飼い主がペットに、親が子供に、上司が部下に愛情を注ぐのは美しいと思う。
ちなみに「恋愛」でも「友情」や「親子愛」に置き換えても話が通じるものはなんとなくついてはいける。
ただし「恋愛」以外ではありえないことは理解できない。
理解できる例:さらわれた恋人を助けにいく
理解できない例:好きだけど別れる
同性の友人と区別無い。
告白されるまでまず気付かない。
知り合い「誰誰ってあなたのこと好きだよね」
私「ハァ?」
何故疎遠になる必要があるのかわからない。
どうして一方的に友人を失わなければならないのか。
そしてこれで告白してきた相手が傷つくと言うこと。
体目当てだしそれが普通だから否定することじゃ無くないか?と不思議に思ってしまった。
どこに反応していいのかわからない。
一人の人物にそこまで入れ込んでいる様子は狂気にしか見えない。
同性ならOK。
他にも例えば、
嫉妬が恐ろしいということは体で学んだ。
「恋は盲目」というけど本当にその通りだと思う。
なぜ病名がつかないのか疑問。
この流れ、頻繁に遭遇するが何度遭っても意味不明。
悪意があるのかと思ってしまう。
私にとってもはや性別は足かせでしかない。
股間にあるのは排泄器官だけで十分。
大半の人はここまで読んでこいつ頭おかしいとか中二病とか思っただろう。
それは、私が大勢に対して意味不明に思っていることと対を成すものだと思う。
たぶん恋愛に全く興味がなかった子供時代を思い出してもらうと、私の感覚に多少なり近い。
ここに至るまで、「無性愛者」の存在を知るまでとても長かった。
そして本当につらかった。
友人を作り誰かとしゃべることは楽しい。
それなのにうまくいっていた友人関係がなぜ恋愛一つで壊れてしまうのか今でもわからない。
恋愛が嫌で顔を切ったこともある。
見た目が悪ければ恋愛対象にならないだろうと思った。
かなり深くやったのにやたらよく効く薬を塗られて治ってしまったのだけども…
今までも自覚なく疑問を誰かにぶつけたことはあるが理解されたことはない。
よって私に無性愛者と名前がついたこの先もカミングアウトするつもりはない。
ただ、「友人」と穏やかな日々を過ごしたいのにそれができないのが辛い。
性別で友人を選ばなければならないのは悔しい。
それはそれで苦労があると思う。
友人を失ってご愁傷様です。 でも、恋人を作る理由のほとんど全ては性欲で、結婚する理由のほとんど全ては経済問題で合ってると思うよ。
それ、無性愛者ではなくアスペルガーとかでは。 「実際に困ったこと」が、無性愛者だろうと「世間の空気」読めば分かる事だろ、と言う辺り。