ドラッカーの何がすごいかという話。
何もかもすごい人だったらしいけれど、
わかりやすいのは編集者あるいは体系を作る学者としての力量じゃないかと。
父はまぁブームみたいなものはなんでも否定する人だから
年寄りにはよくあること。
言ってることはもっともだ。でも違うんだよパパ。
確かにドラッカーは言ってることがそんなには新しくなかったかもしれないよ。
同じようなことを言ってたのだと思うよ。
それでも、論語みたいに百篇読まなくても、30年
全体像が意識できるレベルにまで編集したところがすごいんだと思うんだ。
最初はあの本すげーつまらんと思ってたけど
一回で読み捨てられるような本ではあるけれども、
全体像がわかる・・・というと過大評価かもしれないが
少なくともマネジメントの、前提条件、目的、結果はわかるようになってる気がする。
入門書としてはちゃんと用を為しているのではないか。
そして、ああいう簡略本を作れるということ自体、
ドラッカーの理論が体系的にまとまっていたということではないか。
ドラッカーの言ってる内容がとびぬけているかどうかはわからんけれども
死後20年たつのに
いまだに松下幸之助の哲学を一つの作品として読める作品がないと思うんだ
松下幸之助関連の著書の場合、松下幸之助の偉大こそよくわかるものの、
彼の言いたいことの中心は、そして全体像は何か、
それを読んだ自分たちが結局何をすればいいのかは、
本人の著書を百回くらい読まないとわからないのではないかと思う。
人柄部分とか、部分部分に切り取って、本人の言葉を並べてるだけになってる。
いつまでたっても全体像をつかませずにずっと読ませようとする。
よく理解されているのかもしれないが、
こうも使えない形で細切ればかりされると
・知識を独占しておきたいのか
・永遠の金づるとしてキープしておきたいのか
・それとも本当はわかってないのか
などといった疑念がわいてくるんですよ。