2010-08-30

みんな普通に生きたい

昨日の午後3時あたりから、30分にも満たない間、24時間テレビを視聴した。

多くの障害者の方々が液晶画面に映る。ブラスバンド(?)をしていた。全盲女性マラソンをしていた。

弟が一言。「でもコレって見世物だよね」。私も同意した。

弟は3級の障害者手帳を持っている。数年前、統合失調症と診断され、家族が慄くほど狂った後に正気を取り戻した。

マラソンで長距離を走ること。楽器演奏すること。

どちらも健常な人間であれば、多少の訓練機関は必要となるが、出来るようになることだと思う。

それをわざわざ障害者の方にやらせて有難がる(あるいは面白がる)のは、蔑視していることの現われではないのか。

障害者に対し、社会の一員と考えるか殺したいくらいの邪魔者と考えるかは、人それぞれなのでどうでもいい。

障害者家族に持つ者の一意見に過ぎないが、私は常々こう思っている。「みんな普通に生きたい」のだと。

 

父はかつてこう言った。「障害者という言葉そのものが差別なんだ」

とある教授はこう言った。「他人の介助が必要なければ障害者ではない」

障害者という理由で、善意であれ悪意であれ過剰に介入されるのは不愉快だ。

障害者である故に、他人に迷惑をかけることがあるかもしれない。そのことについては謝罪するしかない。

だが、社会の中に上手い具合に溶け込んで、生活が出来ているならば、ただただそっとしておいて欲しい。

社会に出ている障害者は、身体であれ精神であれ問題をある程度克服し、日常生活が出来ると判断されて、その中にいるのだから。

(中には色んな人のエゴで何も出来ないのに社会に出ている人もいるけれど……)

 

障害者をお人形にして色んな変なことをやらせるよりも、障害者の日常を追ったドキュメントを作った方が

ずーっと理解がしやすいし妙な誤解も生みにくいだろうに、何で毎年おかしなことばっかりさせるのだろうね。

弟や父(書き忘れましたが、父も手帳貰うほどではないですが障害を持っています。ちなみに精神じゃないよ身体だよ)、

その他大勢の障害者の方々は、芸人タレントテレビの前の視聴者を感動させる道具とかそういうんじゃない。

普通の人と同じように、普通に暮らしたいと願って普通に暮らそうと頑張っている人たちだと私は思う。

だけど、普通の人たちはきっと、大抵は蔑視しているでしょう?

普通にバスに乗っていた前の人が、自治体から発行される無料乗車証を提示しているのを見たら、あいつは障害者なんだって思うでしょ?

普通じゃない人が普通のことを頑張って成し遂げようとするから感動して涙まで流すんでしょ?

内心でどう思うかは構わないけれど、迷惑を掛けていないのであれば、そーっとしておいて欲しいなあ。

好きでこうなったわけじゃないんだ。そのコトをウリにしてメディア露出したいわけじゃないんだ。見世物になんてなりたくないんだ。

  • 神経疑われるかも知れないけど障害を持つ人にとって、 俺らから見える不便ってのは本人にとっては当たり前のことだと思う。 学校の授業でもそんなことを言って締めてる内容のものが...

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