2010-08-10

独身の俺が子育てがいかに大変か理解できてしまった。

なんだかあちらこちらで子育ての話が多いから、俺もちょっと考えてみたんだけど、独身の俺でも子育ての大変さに気が付いてしまったんで増田に書いてみる。

まあ言葉では「大変だね」なんて幾らでも言ってきたんだけど、どの程度、大変かなんて想像も付かない。ただいくら大変だからといっても、世間一般の人達はそれなりに子育てクリアしてきているので、たかが知れてるレベルだとは思っていたんだ。友人の家に遊びに行くまでは・・・

その友人宅には、一歳半と二歳半の男の子がいる。そこのカミさんとも仲良しなので、子供が生まれるまでは、晩飯にお呼ばれしたり、酒を飲みに行ったりしていた。しばらく遠慮してたんだけど、子育てにもひと段落付いたから、久しぶりにメシ喰いに来なさいみたいな話になったので、ごちそうになりに行った。

最初子供達も大人しくしていたが、どうやら俺が安心できる人間だと理解されてからは、もうカオス状態。友人夫婦常識人だし、しつけも普通にはしているらしいんだけど、夜遅くまで室内をダッシュしまくり、こっちに体当たりまくり、物投げまくり、皿は割る、水はこぼす、ウンコしてオムツ交換中に暴れてクソまみれ、冷蔵庫バタンバタン、パソコンの電源連打しまくりプリンタの紙カセット引き出して紙ぶんなげまくり、ティッシュ出しまくり、引き出し引き落とししまくり、なぜかこっちのチンコもまれまくり電子レンジチンチンしまくりエアコンのリモコンどっかに隠されたり、俺の携帯がいつのまにか米びつに突っ込まれていたり、意味が解らない大声で叫びまくり笑いまくり泣きまくり、これでひと段落付いているレベルなのかよ・・・と愕然。これが夜寝てる時と昼寝の時間を除いて、朝から晩まで続くそうだ。

楽しい宴であったけど、これが毎日続くかと思うと眩暈がした。

帰り道にふと思った。あの子供達は知的障害児なんじゃないかと。抑えが一切利かず、暴れまくる。昔、小学校中学校にあった特殊学級メンバー達を思い出した。そういう人達にとても似ていると思った。そういや、そういう子供達は、知能が三歳児レベルだとか四歳児レベルなんて話を聞いたことがある。

はっとした。そうだ、そうなんだ、さっき訪ねた夫婦子供達が知的障害児かどうかはともかく、せいぜい五歳、六歳になるまでは、子供はこっちのイメージしている知的障害児と同じ行動をするもんなんだと。朝から晩まで知的障害児と暮らすと思うと、マジ大変なんだと思う。そりゃ子供を殺す親も出てくるだろうなと。

子育てがどのくらい大変かイメージ湧かない人間でも、少なくとも5、6年は知的障害児と生活を共にすると考えると、イメージが湧くんじゃないだろうか。そういう子供に朝から晩まで付き合い、1日3食x365日x5年で5500回もメシを作り、喰わせなきゃならん。しかも知的障害児やボケ老人レベルの動きに合わせてやらんといけない。対価は子供笑顔程度しかない。こりゃ地獄だ。と同時に母親はすげえ。世間一般の母親はそういうものを概ねクリアしているんだから。どんだけ母親すげーんだと。

介護施設養護学校で働く人達は大変だというけど、しょせん仕事。一方、世間一般の母親は無償で、朝から晩までの仕事になる。どんだけブラックなんだと。

帰りにハーゲンダッツパピコをかーちゃんの為に買って帰った。肩も揉んであげた。なんかきもちわるいと笑われたが続けた。うっすら俺は泣いていた。かーちゃんはその顔をちらっと見たはずだが、何も言わなかった。何故か結婚したくなった。

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