2010-07-08

文系理系:その構成部族の観察(経過報告)

文系理系には、どのような人が行くのか。

次の5種類に分けられる。

 1.理系が好きだから理系に行く。(元・科学少年のオタ)

 2.文系が好きだから文系に行く。(歴史オタ・文学オタ・芸術オタ)

 3.理系キライだから文系に行く。(数学できない、遊びたい、法経(ほうけい))

 4.文系キライだから理系に行く。(対人関係が苦手、ただのオタ)

 5.立身出世したい。(有利そうな学部へ行く、エリートビジネスメン予備軍)

 ※女性についてはこの限りではない。(わたしにはわからないから)

 ※医療系は除外する。

上記5は、国によって行く学部が異なる。

たとえば、日本では文系法学部経済経営が、企業においては出世するのに有利だと考えられている。しかし、中国フランスでは、むしろ経営指導者層は理系出身者が多い。カルロス・ゴーン理系だ。(フランスではエンジニア社会的地位はかなり高い)

ここで注意しなければならないのは、日本で言う「理系の人」と海外の「理系の人」は、果たして同じ人種であると言えるのか、ということだ。完全には一致しないだろう。

言い換えれば、たとえば、日本で言うところの三木谷浩史(商学部卒)は、もしフランス人(イロシ・ミキターニ)として生まれていたら、理系に行っていた可能性が高い、ということだ。

したがって、もし将来的に、理系のほうが文系よりも優れていることが実証され、出世に有利ということになれば、必然的に、三木谷的な人種(上記の5)が理系にも増えていくことになると考えられる。

逆に、現在において、理系管理職が少ないのは、三木谷的な上記5の人種が、あまり理系に進学していないからだと考えられる。

したがって、理系社会的地位向上のためには、上記5の人種を積極的に理系に誘致し、社会活躍してもらう必要がある。

基本的には、理系面白さよりも、理系に行くとこんなに儲かる(有利だ)、というメッセージを発信しなければならないだろう。


(何で工学部には女子がほとんどいないんだ! これもまた試練か)

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