2010-06-11

人の宇宙リテラシーは、小学生時代に宇宙開発が盛んだったかどうかで決まる

はやぶさが帰還するが。

はやぶさ存在や業績を自分は「最近まで全く知らなかった」のだが、

自分子供(6歳)から教えてもらって知った」次第である。

社会人で忙しい大人より、感受性が高い子供の方が、宇宙開発ニュースには敏感になるようだ。

一番効果的なのは小学生時代ではないか?

自分(69年生まれ)の小学生世代は、もうアポロ計画の時代じゃなく、

パイオニアボイジャー時代」になっていた。

それでも子供心に「スゴイ」と思っていたので、

やはり「小学生時代に宇宙開発が進んだかどうか、が、その子の宇宙リテラシーを左右する」気がする。

大人になってからの宇宙開発ネタ自分は殆ど覚えてないが、小学生時代のネタは、鮮明に覚えている。

自分の6歳児も同じだろう。

70年代後半生まれの世代は、小学生時代が

宇宙開発的には不毛な80年代」にバッティングしたので、

今でもそんなに宇宙への関心は強くないんじゃないか、と思う。

チャレンジャー爆発とか、ネガティブネタが多かった。ソ連宇宙開発ストップしたし)

90年代小学生だった世代だと、日本人宇宙飛行士とかのネタがあるので、

多少は関心が回復したのかもしれないが。

一番宇宙に関心が強いのは、アポロ計画が小学生時代だった60年前後生まれじゃないか?

いわば「20世紀少年世代」である。

で、確かボイジャーTV特番(恐らく70年代の後半)で、

ボイジャー計画で、木星土星に関する基礎データが1,000倍になった」と

語っていたのが印象的だった。

木星の「教科書的な知識」は、恐らくボイジャー前・ボイジャー後で比較しても

多分「2倍になっているかどうか」じゃないかと思うが、

教科書を2倍にするためには、バックデータを1,000倍にしなければいけない」

ということを、小学生ながら直感的に悟ったのであった。

そういえば、カール・セーガンの「COSMOS」なんて番組もあったなあ。

そういう良質な番組も、小学生宇宙への関心を引き立てていた。 

  • 60年代後半生まれ(自分もそう)は「COSMOS世代」だよね。 本来「COSMOS」は分厚い2巻本だけど、TVシリーズやって、4,5巻の写真いっぱいのムック出して、 宇宙少年(少女)を結構量産...

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