■他人を叱る事について
真面目にやろうとしてるんだけど失敗してしまう人に対して
「なんでそんな事が出来ないんだ?」
「そんな事も分からないのか?」
「なぜここを詰めていないんだ?」
「どうしてやってないんだ?」
「前も言ったじゃないか!」
などと叱る人が居る。というか私もたまにやってしまう。
不真面目にやろうとしていたり、他人に迷惑をかけようとしていたりする場合は
叱る必要があるように思えるが、真面目にやろうとしている人を叱るのは
何のメリットも無いんじゃないかと思った。
というか、普段からそう思ってる。
思ってるんだけど、ついそういう言い方をしている事がある。
反省を込めて、なぜ叱ったらダメなのかを考えてみた。
■真面目にやってるのに失敗する人には、うまくやれる方法を教えれば良いだけだから。
あえて不愉快な思いをさせる必要は無い。
発奮して欲しい場合は
「うまく出来るようになったらこんな良い事があるよ」
と言えば良い。
■人を傷つけたり不愉快にさせるのは、出来るだけ避けた方が良いから。
イライラさせてしまうし、そのイライラは伝染する。
後輩であれ部下であれ、一人の人間なのだから、意味もなく傷つけてはならない。
ただでさえイライラする事が多い世の中なんだから、
少しでも全体のイライラを少なくする事に全力を尽くすべき。
■行動したら叱られる(罰系の刺激を受ける)なら行動しない方が良いと条件付けられるから。
行動分析学で言うところの「嫌子出現の弱化現象」になり、
何かしようという気が失せてしまう。
他にもありそうだけど、今は思いつかない。他にも何かあれば教えて下さい。
ただ、真面目にやってる振りをしているだけかどうかは注意深く確認する必要があると思う。
また、失敗が続く人には、どうしたら失敗しないように出来るかを教えれば良い。
少しぐらい失敗しても良いと考えているようなら、なぜ失敗したらダメなのかを教えれば良い。
それでも失敗する場合は、その人にその作業をやらせない方が良い。
それが必須の作業なら、どこまで我慢するかの判断が難しいが、配置転換かクビが妥当だろう。
この考えでは合わないケースや、それでも叱った方が良い理由や、
漏れている事(例えば、こういう性格の人は叱った方が良いなど)があれば教えて下さい。
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