で、効率化のためには、測定と評価が必要で、
問題改善の為には問題が特定されることが必要だと思うのね。
見える化ってのは、あくまで「測定」の中の一手段であり、
「問題発見」の為の過程だと思っているわけです。
うちの会社で「見える化」を導入しようと言うへんな動きが出たの。要するに見える化そのものが目的だって話。
これっていわゆる手段が目的化してるんじゃないだろうか。
案の定、たかだかTODOリストを作るとか、社内の全作業をボードに張り出すとか
そんなことばかりを一生懸命やって、ちっとも業務が効率化されないね、とか言ってるの。
当たり前じゃん、目的が効率化じゃない活動をやって、なんで効率化が実現するのさ。
副次的な効果として発生するかもしれないけれど、明らかにそれを期待するのは無駄が多いでしょ。
ところがうちの部長、社長に見える化を提案した張本人だったせいか
いつまでたっても、活動の羅列にこだわるのね。
で、無理やり成果を報告するためか、ホント細かい作業まで全部書かせることを強制して来たの。
何時にだれそれから電話受けましたとか、何時にトイレ行きましたとか。
何時から何時まで同じ部署の○○さんと話をしてましたとかまで。
このせいで、みんなずっと席に座って黙って仕事するようになっちゃった。
雰囲気悪くなったし、昼食時も、職場のグチばかりで楽しくなくなっちゃった。
そのくせ、ちゃんと活動してるかを報告するための会議みたいなのを毎週やらされるの。
そのために資料も作らされる。もう何がしたいのか全くわからない。
もちろんその結果、かえって大幅に成果が下がることが確認できたのは成果かもね。
言っとくけど見える化そのものが悪いとは全く思ってないよ。
実際、見える化にこだわらずに、業務効率化に成功してる部署もあった。正しい見える化は偉いんだ。
でも、間違った「見える化」はすごい迷惑だった。