2010-01-15

半分Reply的なもう一つのTwitter発付き合い例。

http://anond.hatelabo.jp/20100114215738

付き合い始めの頃を懐かしんで思い出してみた。

経緯

3年前にTwitterを始める。ちょうど第一次のTwitterブームの頃。相手は遅れること2ヶ月後に始めたらしいけど、面識は全くなかった。

(当時はユーザも今ほど多くなく、出自のクラスタである程度Followerのコロニーができていたと思う。私ははてなクラスタ、相手は学校クラスタにいて、相互の交流はほとんどなかったように思う。)

約2年前 ついったったーだけのオフ会にて初お目見えする(ただしこの時点ではこちら側だけが認識)。

1週間後 初めて相手にReplyする。その後ちょくちょく@会話。

1ヶ月後 別にあったついったったーのオフ会に誘う。

そして、オフ会で相互に認識する。

オフ会の後、DMのやりとりが始まる。

3週間後に初デート

その後はDMをやりとりしたり、週1ペースで会ったり。相手の存在が自分の中でどんどん大きくなっていった。

初デートから約1ヶ月後に告白する。相手の返事は保留。

その2週間後、OKされる。付き合うことに。

元増田との一致点、差異点
  • 一致点1) 付き合った理由に性格的要因が強いこと。

 Twitter恋愛に関わるコミュニケーションツールとして優れていることは間違いないと思う。それは、「出会い」の機会としてというよりも、性格が合いそうかどうかということが、当人に向けた発言以外のtweetからも情報収集できるからだ。私の相手は、私とコミュニケーション的な距離が近づき始める端緒の時点で、私の名前をぐぐって、ネットワーク上の私の発言を逐一確認していたとのことだ。そして、Twitterはそれを容易にしてくれる。良い意味でも悪い意味でも、相手がどのような生活を送り、どのような発言をし、どのような嘘をついているか透けるからだ。例え自分を偽って見栄を張った発言をしていたとしても、大量のTweet発言者性格を否応なしに表す。「あ、この人とは関心領域が似てる、趣味が合いそう」ということがわかったのは、今の2人の関係を考えれば大きかったと思う。

  • 一致点2) DMが続くこと

 元増田も言っているように、DMの作用は重要だ。140字のコミュニケーション携帯メールに似ている。ただ、携帯よりも文字を入力しやすいキーボードから入力ができる点で、DMのほうがより直接的に考えを送りやすい。もちろん慣れの問題はあるだろうけれどね。

 私も相手が大事な人だと思っていて、最初は付き合うなんておこがましいと思っていた。ただ、この点は関連があるというより、たまたまである可能性のほうが高いと思う。恋愛において、上下関係などどのようなケースでもありうるだろうと思うからだ。

ちなみに相手が「尊敬ときどきかわいい」は同意。たまに、もう少ししっかりしてほしいと思ったりもするし、思われたりもする。相手に至っては、いい年してかわいいTweetはやめて!と言われる。バリバリ

大きな差異点は一つくらいだろうか。

  • 差異点:出会いがオフ会だったこと。

この時点で、純粋Twitter経由とは言えないのだが、Twitter関係のオフ会だったので、これもある意味ではTwitterつながりなのかも。

現状と所感

2人の現状としては、2年経ってもそんなにマンネリにはなっていない。趣味領域が近いこと、Twitterコミュニケーションがしっかり取れていることが、2年経っても続いている最大の要因だと思う。お互いに好き嫌いははっきりしているので、スルーすべき場所にはお互い立ち入らず、でもたまに真剣な話もしたり、馬鹿な話をしたり、そんな感じのゆるくもお互いに良い意味で頼りあえる関係だと勝手に思っている(相手がどうかは知らないけど)。

Twitterを起点とした恋愛は、特に状況把握の点で他のコミュニケーション手段よりも強みがあると思う。当人に向けたTweetDMでないとしても、その人のtweetを見れば、何をしているのかはある程度把握できる。ありったーなどのツールは要注意かなあ。このへんも発言傾向ですぐばれそうだけど。もしTweetがなかったりすると少し心配になるけど、単に寝てるだけの時もあるし、気にしすぎることもない。

コミュニケーションが密になりすぎると、アディクション(病的依存)状態に陥るリスクがある。私も特にこの点を気にしていたのだけど、もうすぐ2年経つ現在のところは、アディクション的関係に陥る気配はない。単純な2点間通信でないことが、ゆるいつながりを保ち続けられている理由のかもしれない。共通のFollowerもいれば、互いに全く関連のないFollowerも多く、それらの人とのつながりから、お互いがお互いに個のついったったーとして独立した外界との接点を多く持っていることは、こと恋愛の中で視野が極端に狭まることを防いでくれる。

とはいえ、私は今でも、Twitterを使う限り、相手を疑い始めれば簡単に相互束縛関係に陥るリスクが依然として残っていると思う。Tweetの中で「かまってほしいオーラ」を出すことは簡単で、かつ相手に対して容易に束縛感を与えられる。私の周囲のFollowerでも、この傾向にある人を何人か知っている。この点は本当に気をつけていきたいと思う。

Twitter発の恋愛という共通点に共感していくつか書いたが、私にとって、かつて相互依存関係の部分で失敗した経験があるので、ゆるいつながりを維持できるTwitterというのは、本当にすっぽりとピースが埋まったようなコミュニケーションを実現させてくれた。

そして元増田さん。元増田さんが分析を含めていろいろと書いていたので、嬉しくなって私もついチラシの裏的なことを書いてしまいました。お互いにゆるく、かつ強固なつながりを持てる幸せ時間がずっと続きますように。

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