2009-12-14

男子中学生幼女にいたずら

 いや、今日友人と飲みながら「重大な事故犯罪を目撃したことってある?」って話になって、「全然ねえなー」って答えたんだけど、いまベッドで寝ようとしてたら脳の奥から記憶がブワッと出てきてビックリして飛び起きた。なんで忘れてたんだろう。

 その内容というのが、タイトル通りの事件。事件というか、表沙汰になったのかどうかは知らないのだけど。

 舞台地方の某ホームセンター駐車場田舎にはよくあることなんだけど駐車場がだだっ広くて、その隅っこにトイレが別棟として建ててある。だから客足の少ない時間帯なんかは本当に人通りがなくて、そういう犯罪にはもってこいの場所になる。

 俺は親が肥料を買ってくるのを車で待ってて、尿意を催してきたんでトイレに向かったんだけど、入った瞬間「あ、ヤバイ」って明確に思った。個室から女の子の泣き声?というかぐずり声が聞こえてくる。父親が女の子を連れて用を足させることもあるわけだけど、そういう年齢の声じゃないんだよね。さすがに一人で用は足せるだろっていう年の女の子の声。加えて、男、というか少年の焦ったようなボソボソした声が聞こえてくる。「ほら」とか「口開けて」とか。

 でも当時俺もまだ中学1年で、奥手な方だったんで性に関する知識がぜんぜん無くて、「おかしいぞ」と思いながら何が起こってるのかはよくわからず、ただヤバイってことだけはわかって音を立てないように静かに放尿した(尿意には勝てなかった)。その間ずっと少年幼女の声は聞こえてて、早く立ち去りたいのと水音を立てちゃいけないのとで、手も洗わずに抜き足差し足でトイレを出ようとした。

 その瞬間。

 ガチャって個室の鍵が開く音がして、「ひぃっ」って感じの声が聞こえた。振り向いたら少年と目があった。ズボンのファスナーが開いてモノが出たままで、左手ハンカチを持って、右手は幼女の頭に置いてた。直感的に「上の学年だな」と思ったから、中学生か、せいぜい高一ってところだろう。女の子幼稚園児か小学生か判断に迷うような容姿だった。ふたりともどんな顔してたかは思い出せない。なぜか俺の方が「見つかっちまった!」て思って、立ちすくんでたら後ろ(トイレ入り口)からおばちゃんの叫び声がして、そこで俺の記憶はちょっと途切れる。

 次のシーンではトイレの外で、逃げようとする少年の腕をおばちゃんがひっつかまえて「だれかー!」って叫ぶ。そこに駆けつけてきたジャージ上下おっちゃんも加わって、少年トイレの壁に追い詰めてとり囲んだ。「何があったんですか」というおっちゃんに、おばちゃんが興奮冷めやらぬ様子で「こいつが…この子に…チャック開けて…白いの出してたんです!」みたいなたどたどしい説明。おっちゃんに「大変なことしちまったなぁ、お前。学校に言うくらいじゃすまねえぞ」そかなんとか言われると、少年観念したようにいったん力を抜いて、それでおばちゃんの力が緩んだ隙に逃げようとダッシュを試みたが、失敗してふたりの大人に壁に押しつけられた。その頃にはさらに何人かの男達が集まってきていて、おばちゃんがまたヒステリックに状況の説明をし、それを聞いて男のひとりが店員を呼びに店に走って行った。

 …というところまでが俺の記憶限界少年が取り押さえられてるとき、女の子母親女の子にうがいさせたり、少年のことを凄い形相で睨んでたりしたような気もするんだけど、この辺はもやもやしててうまく思い出せない。

 近頃はこういう事件にすごく敏感だけど、15年前にも同じような変態はいたんだよな。ま、とにかく不意に思い出したのでここに記録しておくことにした。

  •  こういうのこわいよね。  性犯罪がじゃなくて、忘れてた記憶がなんかの拍子に思い出される瞬間。  片時も忘れられないような記憶なんて実は人畜無害なもんで、むしろ日常的に...

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