2009-11-14

スパコン問題を家庭にたとえてみる

Aさんの家は、お父さん、お母さん、子供の3人家族です。

お父さんが稼いできたお金の使い道を、お母さんが決めます。

子供が高校を卒業する年になり、大学に行きたいと言い始めました。

子供は村でも特に優秀で、大学で学ぶことが出来れば、

村そのものが活性化し、みんなが幸せになれるかもしれません。

お母さんは迷います。

大学に行かせれば、私たち一家だけでなく、村が幸せになるかもしれない。

 しかし、お金もかかる。どうしよう。」

実はこの家には借金があったのです。

父親の年収は540万ですが、母親の使い道が下手だったせいで年830万の支出があります。

現在借金は1億円ほどにのぼります。

とても子供大学に行かせる余裕はありません。

子供は言います。

「僕が大学勉強すれば、きっとなんとかなるよ。」

お母さんは言います。

「あんたのやっていることはよく分からないわ。別にあんたが村で一番にならなくてもよいのよ。」

子供が村で一番勉強して、それをつかった商品を開発すれば、大金持ちになったかもしれません。

いや、そもそも、母親がきちんとしていれば、借金さえなかったのです。

しかし、母親には

自分のせいで子供の将来にお金を出してあげることができなくて申し訳ない」

という罪悪感はありません。

賢い子供奨学金があるかどうか調べてみます。

しかし、去年まであった奨学金もこの不況で、今年からはなくなっています。

賢い子供は父親に相談に行きます。

昔はやさしかった父も、この不況で業績はきびしく、母には夜中のアルバイト強要され、

肉体的にも精神的にもぼろぼろになっています。

口では厳しいことは言いませんが、心のなかではざまあみろとさえ思っています。

賢い子供は考えます。

自分で働いてお金をかせぎ、それから大学に行って勉強すればよい。

時間はかかるけれども、それでもなんとかなる。

しかし、賢い子供はさらに考えます。

自分に商才はあるのだろうか。

接客や肉体労働はあまり得意ではない。

大学に行けるだけの金を稼ぐのに何年かかるだろう。

こうして賢い子供はどうしたら良いか、一人で悩んでいます。

賢い子供にはいくつかの道があります。

他の村に行けば、奨学金を出してくれるところもあります。

母親にもいくつかの道があります。

世間の眼もあり、破産宣告は避けたいところです。

父親にもいくつか道があります。

離婚も考えましたが、母が許してくれそうにありません。

父親はとても頑張っています。

その努力は認められるべきです。

子供の才能も開花されないのは実にもったいない

しかし、その家庭に生まれたことが悲劇の始まりなのかも知れません。

そもそも母親外食をして、高い洋服を買い、愛人に貢ぐぜいたくな生活をやめればよいのですが、

今更、昔の質素な生活に戻ることはできないのです。

追記:2009/11/15 12:10

少なからず反響があってうれしいです。

いくつか返信しておきます。

まず、父親、母親子供が何を指しているか分からないというコメントがありました。

父親は企業です。労働者ですね。その税金がこのたとえで言う収入です。

母親とは政府であり、その代表者の仕訳人のことです。

子供大学などです。ここではスパコン研究者です。

何人かの方が、家庭にたとえるのは不適切だと言われていますが、あわない部分があるのは承知の上です。

このたとえで、最もたとえたかったのは、

しかし、母親には

自分のせいで子供の将来にお金を出してあげることができなくて申し訳ない」

という罪悪感はありません。

の部分でした。

民主党自民党は異なるのだから、前妻のようなものだ。」というコメントもありました。

あくまでも政府の代表として、母親として、発言する上では、前妻が作った借金であっても、

母親子供お金を出すことができないことに対して申し訳ないと感じるのは普通のことだと思います。

ところが、それがない。

自分が実権を握っているのだから、子供に従うことを要求する。

これは法律には触れていなくても、教育という観点から見れば不適切でしょう。

悪いのは全部「母親

これにはおおいに誤解があります。

父親にも子供にも大いに問題があるからです。

まず、父親はこの母親の浪費について全く無頓着です。

離婚することすらできない臆病者です。

そしてただお金をむしりとられているのを黙ってみているのです。

その上、それを子供にやつあたりしているのです。

自分は働いてさえいればいいと考えている父親は問題の解決をめざしてはいないのです。

そして、子供ですが、

賢い子供は、まずはじめに母親支出を削減することを考えます。

ここで言う「賢い」は皮肉をこめて言っているのです。

つまり、科学技術に関しては優れているけれども、それ以外はてんでだめ。

母親を更正するだけの度量もなければ、家を出る勇気もない。

そして、

子供は、頭は良いけれど、バカだから、

大学に行く金だけじゃなく、

家庭教師もつけて欲しい

学習環境も十分に良いものじゃないと、

といろいろと要求していることをお忘れ無く。

ということです。


そして子供は家を出た。なんて結末だと悲惨よ

本当に優秀な人はそうなる気がします。

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    お母さんが誰から借りてるのかもはっきりさせたほうが的確なたとえになると思う。

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      お母さんが誰から借りてるのかもはっきりさせたほうが的確なたとえになると思う。 この場合、誰から借りてることになるんだ?

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        貸してるのはお父さんやお母さんになるんじゃないかと 夫婦が夫婦に貸してる借金を将来子供が返済するのは大変だから子供の教育費を払いませんって事 親は子供のためだと本気で思っ...

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    家庭に例えてミスリードする好例ですね^^

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