まるで成長していない……
8月11日の創刊以来、一部ネットを中心に物議を呼んだ問題マンガ誌『コミックギア』。
創刊号の出来からして筆者もこれは相当すごい……いや、やばいと言わざるを得なかったが、本日、第2号を読んで確信した。
もし、作家陣の方でこれを読んでおられる方が居れば、今すぐ決断することを強くお勧めする。
ギア制作部から即刻脱出し、今後は自力で漫画を描いていくことを。
まだ間に合う。今ならまだ。
残念ながら作家陣が信望する編集総指揮たるヒロユキ氏には、プロデュース能力はあっても
ストーリー漫画を商品として売り出す為の構成・脚本・演出論があるようには見受けられない。
唯一あるのは、ヒロユキ氏が月姫同人時代から培ってきた、同人受けしやすい小奇麗な絵柄と、
ちょっとしたお色気で読者の目を惹こうとするあざとい戦略だけだ。
この2点においては、掲載作品のほぼ全てが忠実に順守しようとしている。
お色気は確かに読者に興味を沸かせる手段として重要な要素だが、どいつもこいつもあざとすぎるんだよ大馬鹿野郎。
特に友吉。てめーのお色気シーンは駄目だ。
センターカラーのシャワーシーンとその後の街中のシーンに何の繋がりがあるんだよ。
「カラーだからとりあえず意味ないけどサービスで裸描いときゃ読者喜ぶだろ」的な発想はやめろ!
いくらなんでも魂胆が見え見えなんだよ! 商業誌における1ページの重みを知れ!
キャラに色気を出したいなら、シーンに必然性を持たせろや。好き勝手描きたいなら同人だけ描いとけ。
まあこういう細かい突っ込みになると、友吉氏のみならず全員に言え、全くもってキリがないので省略させていただく。
とにかく、本当に早く自分で漫画を持ち込んで、まともな編集者の指導を受けた方が良い。
はっきり言って、全体的に言えば創刊号の方がまだ読めた。1話ということで、全て導入から丁寧に描いていたせいだろう。
いや、0話とか言って、批判を喰らった後で「あれは読み切り形式です」と誤魔化していた輩もいたが。
他の漫画雑誌の新人賞と比べると、絵の上手さはともかく、漫画としては断然、新人賞の方が読める。
ギア掲載作の平均レベルは、新人賞で言えば佳作以下の出来だった。
辛うじてテーマを感じ取れたのは、とりねこ。氏の『ヒヨコと道化と不思議の町と』ぐらいである。
いや、友吉氏の『GoodGame』も、3話なんか、やろうとしてることは分かるのだが、
いちいちあざといね~。この人の演出は。モノローグに頼りすぎ。
ともあれ、そんな糞面白くない、せいぜい最終候補止まりのマンガを大量に載せておいて、
漫画界に一石投じようなどと舐めた態度を取り続けるのはいかがなものだろうか。
頑張りました頑張りましたとブログで連呼するのは勝手だが、身の程知らずにも限界がある。
芳文社としても実質的な編集業務をヒロユキ氏に一任し、会社の人件費を削減することによって、
ローコストによる利潤獲得を狙っているのだろう。もう少し質的な面も考えてほしい。
今の質のままなら、定価は59円にすべきである。
さて、12月には季刊誌として考えると異常とも言えるペースで、早くもヒロユキ氏の単行本が発売される。
もしもヒロユキ氏の単行本が数万部も売れなければ、コミックギアはたちまちお陀仏だろう。
ちなみに『スーパー俺様ラブストーリー』第1巻の内容は、4話分まで掲載とするならば、
「大金持ちの主人公が通りすがりの女子高生に一目惚れして、同じ学校に入学して、
最初は変質者扱いされていたが、なんとか誤解を解いて、告白してスルーされる」
これを約180ページのボリュームでパラパラマンガの如く壮大にお送りする。
32ページでまとめてみろや糞が。
単行本に興味がある方は是非コミックギア存続の為にも購読してみていただきたい。
では、長くなってしまったがこの辺りで個々の作品のレビューに移りたいと思う。
駄目だこいつ……
描けば描く程この人の漫画がつまらなくなっているのは筆者の気のせいだろうか。
今回最大の特筆すべき点は、前回散々乱発させた見開きがほとんどなくなっていることだ。
ネットの意見にも一応耳を傾ける姿勢はあったらしい。それにしてもあからさますぎるが。
どうせこの辺りを指摘すれば、「あれは最初だから演出としてわざとやった」とかいう弁解が
練馬辺りから聞こえてきそうなのでやめておこう。
それよりも問題は、
「見開きが多くても少なくても、つまらんものはつまらん」
ということだ。
まず巻頭カラーページのTENGA……いや天下様のカメラ目線。うざすぎる。
作者は、読者が物語に入り込みやすいように、キャラクターたちに常に自然な演技をさせなければならない。
しかしこの男、カメラ目線連発の上に、妙に肩に力の入った不自然なポージング。その上、気持ち悪い顔のどアップ。
せっかくのカラーページが台無しである。いちいち演技が過剰なのよ、この人。
ギャグならまあ許せる範囲だが……
絵自体は、線も奇麗で見やすく、上手い部類に入るだろう。
しかしそういったキャラクターの演技や、画面の構成などが下手すぎて、非常に感情移入しづらい。
あと、描き文字も手抜きすぎ。これが作風とか言って逃げないでいただきたい。
絵の割に画面がしょぼく見えるのは描き文字にも原因があるのは間違いない。
ストーリーだが、第3話では前回ヒロインに変質者扱いされた主人公が、誤解を解くために
その財力を駆使して学校の生徒を全員別の場所に連れ出し、ヒロインと二人きりになったところで
誤解を解こうとするが、シャイな主人公は逃げ出してしまい、思わずヒロインへの想いを口にしてしまった
恥ずかしさから、何故かプールへ飛び込む。そして何故か誤解は解け、最後にお決まりのラッキースケベ。
本当に面白いと思ったのか? 制作部の方。
構成の話になってくると、一体どこからどう直せばいいのか分からなくなってくる程酷い。
とりあえずヒロインの主人公に対する感情の変化の描写が不自然過ぎて笑える。
ああ、ちなみにガラス突き破って天下様がプールに落ちるシーンは全く笑えないから。何あれ。
ヘリで皆を連れていくシーンも単なるその場の思いつきでやっただろ。
あれをやる意味、そこまでないよね。ヘリで皆がいなくなることが後への伏線に繋がるならいいのだが。
『マンガ家さんとアシスタントさんと』のノリで8ページにすればまだ少しは評価できたかもしれない。
4話も大体同じノリだが、もうなんだか面倒臭くなってきたのでやめる。
一つ言うとすれば、4話の表紙を見て、絶句した方は筆者だけではないと思う。
他の作品のレビューは、もう一言ずつだけ。
・GoodGame(友吉)
前述した通り、演出があざとい。ゲーム描写が分かりづらくてeスポーツ自体に魅力を感じられない。
それでも他の作品よりはマシか。
もう素直に百合方面だけ頑張ったら? GoodGame同様、ゲーム自体の魅力が皆無なのが痛い。
何がしたいのかよく分からない。空裂閃? 空裂斬の間違いじゃないよね?
壊滅的な台詞回しが致命傷。
悪いことは言わないから、早く独立してきちんとした編集者の下について頑張った方がいい。
絵も前回より良くなってるし世界観も結構表現できてるから。後は話の盛り上げ方だと思う。
・アシュラ(櫻井マコト)
主人公の心理状況の変化具合がワンパターン過ぎて早くもマンネリ化。
主人公が臆病なのは分かったから、もう少しドラマを考えて作ってほしい。
おお、もう……
・大魔王ザキ!(若林稔弥)
これなんてクリムゾン? って描写はまあ良しとして。
一々説明臭い台詞回しと戦闘シーンの迫力と主人公の気持ち悪さとコマ割の不自然さを直せばマシになりそう。
賞金首らしき男の名前『ベロ・レベロ』など、この作者のセンスにはある意味脱帽。
全体的にまとめると、まだマシな作品と、駄目な作品の差が創刊号よりも顕著になっている気がする。
友吉氏はネット上での発言の数々もあるので、全くもってどうでもいい存在だが、
とりねこ氏などは早く現状に気づき行動されることをお祈りしております。
さて。どこかのブログで、発売時、コミックギアは害悪とまで言い切った方がおられた。
筆者としては、「いくらなんでも害悪は言い過ぎだろう」という考えだったのだが、第2号を読んで考えを改めた。
最後に、ここまで散々ボロクソにけなしておいてなんですが、筆者はヒロユキ氏とコミックギアを応援しております。
頑張ってください。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
http://anond.hatelabo.jp/20091111161344 とりあえず文体を統一しようぜ。途中でやたら口汚くなるのが気持ち悪い。少し冷静になってから書こう。
えーと、批判をちゃんと受け入れた(見開きを減らした)人間に向かって、あからさまだのどうのと悪口を言うっていうのは、自分の文章の意図はただ叩きたいだけですという表明にな...