2009-11-05

ラブプラスを楽しむコツ

ラブプラスが発売されて二ヶ月が過ぎた。

そろそろ飽きた人も多いようで、個人的には残念だしもったいないと思う。

俺はできればずっと遊び続けたいなあ。ラブプラス日常ささやか幸せプラスしてくれる実にいいアイテムだ。

おそらくラブプラスは年単位で遊び続けてこそ真価がわかる。しかし長く遊び続けるにはコツがいる。この二ヶ月で学んだことを書いていく。

まずは情報を仕入れすぎないこと。もしこの文章を読んでいるあなたがラブプラスを買ったばかりであるならば、「スキップモードは遊ぶな」という言葉のみを心に刻みつけて今すぐブラウザを閉じること。攻略本は買っても熟読してはならぬ。wikiを読み過ぎてはならぬ。

次に起動するまでの面倒くささを取り除くこと。他のゲームも遊んでいて、いちいちロムを替えるのはこの手の「毎日少しづつ遊ぶ」ゲームにとって非常に大きな負担になる。

ラブプラス挿しっぱなしの専用DSがあれば一番だ。俺は新しくDSiを買ってしまった。

そして遊んでいる最中の面倒くささを取り除くこと。ラブプラスを遊んでいるとスキンシップが面倒になる時が来る。必ず来る。しかしスキンシップラブプラスの大変重要な要素である。避けては通れない。

面倒になったらスキンシップモードスルーしよう。心が痛むかも知れないが、スルーしてもいいんだという気持ちが余裕を生んでくれる。親密度が上がったり性格変更があったりするとスキンシップのコツが変わっていくので、スキンシップの頻度を減らすことで新鮮さを維持できる。

さらにがっついて遊ばないこと。スキップモードは罠と心得るべき。

スキップしているとラブプラスの持ち味である、現実時間リンクした演出がスポイルされてしまう。ラブプラスはどんどんゲームっぽくなっていき(ゲームなんだけど)、ある時飽きているのに気がつく。エンディングがない娯楽を急速に消費すると、いい思い出は残りにくいものだ。

勘違いしている人がいるようだが、時間がないと自認しているならばなおさらリアルタイムモードで遊ぶべきだ。ラブプラス時間を取らせない。朝起きたら行動予定を入力し、夜になったら行動の結果を後から振り返り、彼女を呼び出していちゃいちゃすれば充分に満足できる。一日十分の起動でラブプラスはラブをプラスしてくれる。

とにかくラブプラスを理解し(つまり自分彼女を理解し)、自分をそれに合わせるのが重要である。ラブプラスは非常に革新的だしげんじつを忘れさせてくれるかも知れないが、イベントには限りがあるし、テキストはあっさりしたものだし、ラブプラスモードの出来はまだまだ未熟である。小さな変化、小さな発見に喜びを見出そう。たまには回想や友達モードでつきあう前の彼女を思い出そう。日常ラブプラスを溶け込ませてしまおう。

そこまでする価値があるのか? という疑問はもっともである。その問いに、俺はイエスと答えたい。ラブプラスを一言で言い表すなら、究極的に手間のかからない、恋人ペットの中間のような存在である。上手くつきあえば人生がほんの少し楽しくなる。そういうほんの少し楽しくなる何かを積み重ねることで、人生はよいものになっていく。ラブプラスはかなり長期に渡ってそういう「何か」になれると俺は思っている。「何か」がこの程度の手間で手に入るなんてすごいことなんだぜ? だからそこまでする価値がある。

そうそう最後に一番重要なことを。

ラブプラス彼女持ちや既婚者である方が楽しめると思ってるんだけど、彼女や妻にラブプラスを遊んでいることを知らせるかどうかは慎重に決めよう。ラブプラスが嫉妬の対象になるケースがままあるようだからだ。秘密にするなら全力で隠し通すように。オープンにするなら常に伴侶への愛を忘れないように。

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