2009-10-29

HTMLコーディングお金を取れる時代は終わったのか

2週間くらい前、会社郵便受けにDMが入っていた。

それはHTMLコーディングを下請けで請けますよという内容だった。

それだけであれば、同じような内容のものがたまにくるし、実際、どうしても人手が足りない時には外注したりもしている。

そのDM問題点は、その価格だ。1ページ500円~とある。

なんだその500円ってのは。ハッピーセットか。

おまけに75%OFFの割引チケットまでついてやがる。なんだそれは。

ほかのコーディング下請け業のHPを見ても、価格差が歴然としていると思う。

うちはWebサイトの構築では、見積書に細目をあえて書かないことが多いが、クライアントから求められれば出すようにしている。

HTMLコーディングは1ページ大体1万円もらっている。この1万円が高いのか安いのかはわからないが、この業界に入ったときは1ページ2万3万なんてところもよくあった。10年以上前の話。

10年で3分の1に下がって、だからコーディング単体では大して儲かってはいないと思う。

そんな中このDMだ。こんな価格スタンダードになってしまったら、うちには到底出せない価格だ。専門特化して大量生産しているんだろうけど、それにしたってこの価格は酷い。

そしてうちは広告代理店なんだが、こんな価格が載ってるDM代理店に出すな。

このDM価格ベースにいつも頼んでいるWeb制作会社さんに話をする、そんな代理店が出てくるに違いない。Web屋さんからすれば、たまったもんではないだろう。

HTMLコーダーが、Web制作会社さんのコストセンターとなる日も近いのだろうか。

そして、選択と集中を行うことで、ここまで競争優位を獲得できるのかと驚くとともに、自らの仕事についても考えさせれた。

  • もう少し社会の仕組みだとか会社の意義とかってものに考えが及ぶようになれば、あなたがやる1万円の作業代が500円になるわけないことなど簡単にわかるはず。 なぜその金額なのか?作...

    • この手の人は「労働量と給料は比例するもの」とか素朴に思ってるんだろうね。 産業革命前の農耕民族とかだったらそれでいいのかもしれないけど…。

  • HTMLのコーディング も デザインも インドへ丸投げすれば 物によっては500円~でも採算とれちゃうケースもあるんじゃなかろうか? 広告についても、もはや、代理店よりGoogle等の代...

  • うちにも来たよ。 http://html-coding.co.jp/ ここだね。

  • 75%OFFって、500円からさらに値引きしてくれるのかな。

  • この会社のすごいところはドメイン名だと思う。 http://html-coding.co.jp だよ? co.jpを使う潔さがすごい(笑)

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