2009-10-24

こんな人生もある。

結婚に失敗して、残された人生をひとりで生きようと決めていた。

しかし、ひょんな事から再婚の話が持ち込まれた。

見合いして、そのまま結婚となった。

一回り若い気立ての良い嫁をもらった。

そして、気が付いたら3人の子供に恵まれていた。

それが人生の絶頂期だった。

あろうことか、3番めの子供を産んで1年もしないうちに嫁が亡くなった。

それからひとりで乳幼児3人を育てることになった。

それからのことは想像に任せる。

仕事も失った。

バブルがはじけるのと一緒に。

高齢のため新しい仕事は無かった。

失業保険も切れた。

あれから12年の歳月が過ぎた。

子供も大きくなってきた。

子供たちはみんな奨学金で学ばせることにした。

あとは貯蓄の取り崩しと、わずかばかりの年金

そして、来年から始まる父子家庭への児童扶養手当子供手当。

これでやっと生きてゆけそうだ。

うれしい。

ただ、生きてゆけることがうれしい。

  • 今から12年前なら1997年で、とっくにバブル弾けていた頃。 バブル弾けたのは1991年で、その頃既に生まれていた子はもう子ども手当の対象の年齢じゃないよね。

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