2009-09-13

犯罪被害者・被害発生率は減少傾向

人(法人その他の団体を除く)が被害者となった一般刑法犯の認知件数及び被害発生率の推移。

平成8年1996年)を境に増加傾向が始まり、平成12年には200万人を突破。ピークは平成14年2002年)の2,486,055人。

平成15年以降は徐々に減少。平成17年には200万人を下回り、平成19年2007年)は1,581,526人であった。

年度被害者総数男性(発生率)女性(発生率)
平成10年1,768,200人1,907.4  909.4
平成12年2,141,037人2,303.51,096.2
平成14年2,486,055人2,652.21,281.0
平成17年1,919,609人2,055.6  980.0
平成19年1,581,526人1,672.9  823.6

被害の発生率は、「人口10万人当たりの認知件数の比率」を表す。男性の被害発生率が、女性の2倍強であるのは毎年の傾向。

ソース法務省犯罪白書

ちなみに、殺人傷害致死・強盗致死・強盗殺人などの凶悪犯罪件数では、平成19年2007年)が戦後最低だった模様。

もちろん法改正警察の記録の取り方で数字は左右されるが、グラフは緩やかなカーブを描いているので、被害が増えているとは言えないだろう。

しかし「犯罪が増えている」と思っている人は少なくない。

浜井浩一氏(犯罪学)が『犯罪社会学研究』(33号)と『現代思想』(2008年10月号)で犯罪統計テーマ論文を書いている。そのテーマ現在日本社会の実態を表している。

 2年前と比べ犯罪が増えたと思うか?という全国調査で、「とても増えた」と答えたのは

日本全体でとても増えた 49.8パーセント

居住地域でとても増えた 3.8パーセント

 つまり50パーセントの人が日本全体で犯罪が「とても増えた」と思うが、居住地域で「とても増えた」と思う人は4パーセントにすぎない。この乖離はなんなのか。

http://blogs.yahoo.co.jp/lera/57411426.html

  • 日本は告訴しない社会だから、暗数はその十倍くらいはあるから犯罪が減っているとは一概に言えない ……っていう奴がいるだろうから、結局数字を出しても説得できねえっていう。

  • そういえば小泉改革で格差拡大で治安が悪くなるとかプロパガンダしてた奴はどこいったんだろ。 そもそも格差自体改革のせいじゃないというデータもあったけど。いつの間にか既成事...

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