2009-07-09

幸福実現党の『日本人人口2億人』は女性産む機械にする

幸福実現党が「人口3億人、うち2億人を日本人に増やす」という公約を掲げているが、これはとんでもない事だ。

これを実現させるには女性に「産む機械」になってもらうしかない。


『一家庭で平均約3人の子供を持てるよう下支えして2億人まで増やし、残り1億人は海外からの移民を受け入れます。』

http://www.hr-party.jp/about/index.html#04


移民はここではさておいて、2030年までに日本人が2億人に増える為には

 現在人口との差+2030年までに死亡する人口

分を日本人、いや日本人女性出産しなければならない。


現在(計算しやすいように2010年とする)の人口

2005年国勢調査によると日本人の当時の人口の確定数は127,767,994人。

4年古いデータだがそれほど変動はないはずで、近年の出生率からすると増加はしていないだろう。よってこの数字をこのまま使う

http://www.ipss.go.jp/syoushika/site-ad/index-tj.htm

 ∴2010年人口は 127,767,994人(よりも少ない)


2010年から2030年までの日本人亡者

近年の日本の年間死亡者数は厚生労働省の『人口動態統計』によると110万人弱で、5年で5万人ほど増加するペースのようだ。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei06/hyo2-1.html

 ∴2010年から2030年末までの日本人亡者数は

 (110*5+115*5+120*5+125*5+130)*10000 = 24,800,000人


つまり日本人女性が向こう20年間で産まなければならない子供の数は

200,000,000 - 127,767,994 + 24,800,000 = 97,032,006人

この「ノルマ」を果たすべく日本人女性にはがんばってもらわなければならない。


かしここで一つ考慮されなければ行けないのは全ての女性子供を産める訳ではないこと、

出産可能な年代を20歳から39歳までと仮定しよう。

(40歳以上に期待するのも19歳以下に期待するのも政治として適切ではないだろう)


20歳から39歳までの期間を2010年から2030年に過ごす日本人女性の数は既に決まっている。

http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Relation/1_Future/Fu_Detail.asp?fname=1_doukou/1-1-A09.htm&title1=%82%60%81j%90l%8C%FB%82%CC%93%AE%8C%FC%82%C6%8C%A9%92%CA%82%B5&title2=%90%AB%81C%94N%97%EE%81i%82T%8D%CE%8AK%8B%89%81j%95%CA%91%8D%90l%8C%FB%8By%82%D1%93%FA%96%7B%90l%90l%8C%FB%81F2005%94N

28,040,630人、これが日本人人口2億人という政策を担う日本人女性の全て。


ここまで出ればあとは簡単、彼女ら一人当たりに要求される出産人数は?

97,032,006 / 28,040,630 = 3.46人


これは2010年の時点ですでに35歳の方にも要求されるノルマ、である。

2010年で既に35歳なら彼女らは5年で3人以上出産しなければならない計算になる、これが産む機械でなくて何だろうか。

外国人介護職や、ベビーシッター、家政婦として働ける環境を整えます。これにより、介護子育て家事の役割を軽減し、女性が働きやすい環境をつくり、生き方選択肢を増やします。

http://www.hr-party.jp/about/index.html#04

繰り返すが2010年から2030年までを20代から30代を過ごす全ての女性が一人当たり3.46人の子供を産まなければならない、

誰もが勝間和代女史になれるわけではない、ベビーシッターが居た所で4人産んだ上に働きたい女性などごく少数居るかいないかだろう。


カルトの政策ごっこは耳障りが良いだけで具体性も実現可能性も全く無い。

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