2009-06-25

サラリーマンの詩

ガタンガタン

今日も蒸し暑い満員電車に揺られて、オフィスに行くのさ。

新卒1年目で、22歳さ。貴重な二十代は、オフィスで書類を書いてはんこを押す作業で終わっちゃうのさ。

昨日は部長にマジギレされて、真っ青な顔で仕事をしてたのさ。

最近は昼休みが30分しか無くて、飯の味も分からないさ。

酒の席では、1年目は奴隷扱いさ。酒つぎをやらされて、ストレス解消のはけ口になるのさ。

けちょんけちょんにけなされても、引きつった笑顔で応対するのさ

「おまえK大出てんだって?偉そうにすんなバカヤロー!」酒で濡らされてもいつものことさ。

だんだん家とオフィスの往復だけになる人生を考えると怖いさ。

小学生の頃、ぼくはどこまでもどこまでもいけると思っていたさ。

しかし結局、家から1時間オフィスまでが、俺のいける距離だったさ。

最近夢に見るのは、田舎での穏やかな生活さ。

毎朝ご先祖様にお祈りして、自分家族のためにおいしいご飯を作って、

たまには山に出かけて穏やかな日差し差し込む森の中で、ゆっくりと読書をするのさ。

明日もすっぱいにおいを発するオッサンに囲まれてガタンガタンと電車に揺られるのさ。

「ああ・・今日は金曜だ!」

それだけが僕の希望さ。

  • 新卒1年目で、22歳さ。貴重な二十代は、オフィスで書類を書いてはんこを押す作業で終わっちゃうのさ。 なんか素敵なお仕事っぽいのでその辺をもう少し詳しく

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん