2009-04-22

個人ニュースサイトを運営するという欲望。

webには個人ニュースサイトというものがある。学生社会人が個人で運営するニュースサイトだ。

有名なところでは楽画喜堂カトゆー家断絶まなめはうす。ゴルゴ31。かーずSP

ここら辺が超がつくほどの有名サイトであり、アクセス数にばらつきはあると思うが、netを毎日数時間以上やるという人にとっては一度以上は訪れたことがある人も多いと思う。

それ以外にもおそらく数百以上の個人ニュースサイト日本おたく界隈にはあり、

これらのサイトは基本的にwebにある記事を羅列しているだけ(管理人によってはコメントを多く書いたりしている場合もあるが)のサイトである。

時間もweb巡回してニュースを張っていく。それを毎日繰り返す。

その手間は一般的な人生を送るにはちょっと無視できないくらい高いコストだ。

  

話はいきなり変わるが経済学には「費用便益分析」という考え方がある。

例えを上げて説明すると、タバコを吸うという行為は健康を害するし、お金もかかる。まったく割に合わない、無意味な行為に思える。

しかし、多くの人がタバコを吸う。

つまり、お金をかけてまで健康を害するという「費用」よりも喫煙メリットの方が高いと判断しているということだ。

自分タバコを吸わないので喫煙メリットを説明することが出来ないが、リラックスできるとか色々あるだろう。

この考え方を個人ニュースサイト運営に当てはめる。

コストは毎日数時間という時間の消費だ。

では、メリットは?

広告収入?net界で有名になれるという優越感? あるいはnetで得た情報現実フィードバックして、交友関係などを広めることが出来る?

それらももちろんあるだろう。

しかし、根底にあるのはおそらく人は(正確に言えばある一定の経済レベル生活力があるひとは)情報を羅列しそれを他者と共有したい、という欲望があるんだと思う。

まなめはうす」管理人アクセス数があまりないようなマイナーブログから多くネタを拾ってくる。

おそらく情報そのものよりも、彼自身が社会で働く中で埋もれてしまいがちな個人をフックアップしたい、という思いがあるんだろう。

カトゆー家断絶」の管理人は逆だ。公式の情報を羅列することで逆説的にカトゆーという個人を消したがっているように見える。

自分は時々「カトゆー」というのがnet上で生きる生命体なんじゃないかと思うときすらある。

しかし何度も繰り返すがその欲望は情報を共有したい(暴力的に言えば自分脳みそを見てもらいたい)というところから生まれているんだろう。

ニコニコ動画や、youtubeのようなデータ共有サービスが生まれる以前から個人ニュースサイトはあった。

個人でやるにはニュースサイト運営が限界だったので今でもそこに止どまっているが個人ニュースサイト本質根底には情報を共有したいという欲望から発しているのではないか。

netはきっと全ての情報を手に入れたい、技術的に可能ならあらゆる情報の共有をしたい(p2p的な意味ではない。つまり商業コンテンツの共有ではない、いやそれも絶対あるけど(笑))という欲望を人に与えているんだろう。

もしかしたらTumblr的なものがそれを可能にするかもね。

何故人は自分の知っている情報を人に知ってもらいたいか(共有したいか)ということを考えるには疲れてしまったので、また今度。

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