WebサービスやWeb上のニュースサイトやコンテンツの提供で、ちゃんとしたビジネスができる気が全然しない。
ビジネスモデルは?
たとえば広告? そもそも今までだってテレビCMの100分の1とか1000分の1とかで「安さ」がウリに近い状態だったのに、今年以降、今までよりさらに広告費が下がるよね。それなのに成果はより厳密に求められていく。コストはどんどん上がるのにそれに見合った対価はどんどんもらえなくなっていく。悪循環。
コマース? この不況下、どんどんモノ買わなくなるでしょ。そしてそこそこ売れそうなものは価格.comなどでダンピングバトル突入。リアル店舗なら地域で店の前を通った人に対して商売できるかもしれないけど、ネットには往来はないからね。こないところには全然こない。PVが1日10とか。
1人2人なら食えるのかもしれないけど、まとまったビジネスにはならないね。
有料サイト? 誰も登録しないでしょ? 1万人が100円/月払ってようやく100万円/月だよ。金払う人1万人集めるの大変だよ。そしてたぶん成功しちゃったら、似たサービスの無料版が雨後の竹の子のように出てくるよ。
携帯公式サイト? なんか見てると、着メロがどうしたとか、そんなのばっかり。単に短期的に上手いこと儲けようと思ってるだけで、長期的に価値を提供できる気がしない。未来ないでしょ。
iPhoneアプリやAndroidアプリ開発? 最初だけでしょ? アッという間に大量の類似品の山に埋まって終了。
こう考えると、WebサービスやWeb上のコンテンツ提供で継続的にビジネスになりそうなのは、「WebサービスやWeb上のコンテンツを提供したいBに対してシステムやデザインを提供する」お仕事のみという皮肉なことになりかねない。そしてそれだって、WebサービスやWeb上のコンテンツがちゃんとビジネスとして回らないと、どんどん先細りになっていく。注文してくれる先がなくなっていくんだから。
こう考えると、たとえば「1個モノを買ってお金を払う」っていう古くからあるビジネスモデルのなんと堅牢なことよ。
「Web系」なんていう業界は近々なくなって、みんな単に他業種の業務改善のための土木屋になっていく運命なのかもね。あるいはどこかの企業のマーケティングサイトばかりになるのか。
http://anond.hatelabo.jp/20090309121810 Webで確実に成立しているのは物販モデルでしょ。