22面が京大の国語入試問題で、21面がオバマ特集と裏合わせになっており、
併せて読むと面白いと思った。
今年の京大の問題は現代文が2問とも「言葉」について考えさせる文章であり、
オバマについても、やはり言葉というものを大事にする姿勢を語っていた。
これをあわせて見ていると、いかに日本の政治家が言葉について無頓着であるか、
いかに日本にとって恥さらしな存在であるか、ということを朝日新聞のメッセージがry
言葉というものは、意味を伝えるだけに終わるものではないからである。
(中略)
簡単なことを飾り立てていい、まっすぐなことをねじったり曲げたりしていうことは
***についての無知の表白であるばかりでなく、言葉で本気になって苦労したことがない証拠でもある。
彼(オバマ)は決してポピュリストではなく、むしろその対極のように思える。
演説やインタビューでは常に一語一語を確認してから慎重に発言をし、
長時間の演説も見事に頭の中で整理されている。
これほどまでに冷静で言葉を大切にする政治指導者もめずらしい。
(中略)
オバマ氏の軌跡をみて最も強く印象付けられたのは、誠実さと勤勉さである。
ちなみに、後半のオバマの文章は朝日の記者ではなく、慶応大教授が書いたもの。
一面にある天声人語もオバマと麻生を比較して書いているのだが、
新聞だからしょうがないが、まさしくポピュリストそのものという態をなしていて面白い。
「ジョークを無理して使うな(本文では、アメリカ人に対して使うな)、相手を選べ」という内容がある。
Irony is cousin to cynicism, and cynicism is not a virtuous emotion.
インテリさんは、ジョークとかユーモアを「言う」ことが好きだ。それが相手に通じるかどうかはともかく。
朝日新聞は「素粒子」や「天声人語」など、皮肉というよりシニシズムに近いコラムが目立つ。
正直、自己満足の内容が多いと感じる。
それよりも、こういう入試文を使った天然の自虐ネタの方が面白い。
こちらは3面4面の特集記事などが目当てなので、実のない皮肉の部分に力を入れるのはほどほどにしてほしいところだ