2009-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20090118014905

>「私はあの時どうして死ななかったんだろう、死んでいれば楽だったのに、死んでいたかった」なんて考えていた自分が許せない、と。

とりあえず、彼女の両親はそう考えた彼女を全部許すと思う。これは理屈抜きで。親になったら分かる類のものなんだけど。

彼女は、亡くなった家族の分まで生きて、幸せになるのが努めだろうと思う。「あなたが守って生かした娘は、こうして強く、幸せに生きていますよ。あなたの死は無駄ではありませんでしたよ。」と言えるほど生きる事。彼女が死んでしまったら、彼女の両親は何のために身を呈して亡くなったのか、その思いを無にする最悪の選択だろうそれはと。「死んだ人の分まで生きる」ってのは実際、重い事なんだ。

問題は、彼女が「両親が自分を許したとしても、自分自分を許さない」と考えていたらお手上げってことで。その場合は、もう「お前が死んだら俺が辛いから死ぬな。」としか言い様がない。

他の人も書いてるけど、高校生だけだと大変(つーか下手すると危険)だから、相談できる専門家ルートを書いとく。

まず、保健の先生。こういう事例に対処するための基本的な知識がある。またそこからの紹介でカウンセラー専門医を探してもらうこともできるはず。

あと、震災孤児のネットワークがないか、ぐぐってみたんだけど、意外と見つからないな。

ひとつだけ、あしなが育英会があった。 http://www.ashinaga.org/house.htm

辛いのを共有できる仲間が見つかるはず。

記事への反応 -
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