中学2年生の僕は父方のばあちゃんの家に泊まりに行っていた。ばあちゃんちは田舎という以外、何のとりえも無い。朝からクワガタを取りに行ったり、川で泳いだりするのが好きだった。僕はばあちゃんのうちに一人で泊まりに行って、何日か過ごすのが夏休みのお決まりになっていた。
いつものようにクワガタを取り行って、山からばあちゃんちに帰ってくる途中、東の空にオレンジ色の物体が浮かんでいた。僕は今は放置されている畑のあぜ道を歩いていたんだけど、その光はまっすぐ畑の真ん中くらいに向かって落ちてきた。よく見ると、光った女の子だ! そう思った瞬間、どっかーんというマンガみたいなものすごく大きな音が響いて、畑にクレーターみたいな大穴が出来てた。クレーターの真ん中が光っていて、その光の中に、僕の中学校では今まで見たこともないような可愛い子が立ってた。ゴスロリ? そんな服を着てた。僕はあんまり可愛い子だったので、なんて言っていいのかわからず黙ってた。すると、突然その女の子がしゃべった。
「ねえ、今って西暦何年?」
女の子に急に言われてビックリしながら、僕はドキドキしながら答えた。
「2008年だけど」
女の子はそれを聞いて、しばらく経って、言った。
「ねえ、私ちょっと寝過ごしちゃったみたい。本当はあと9年早く来なきゃ行けなかったんだけど。ところで聞きたいんだけど、あなたは人類が滅びた方がいいと思う?」
「・・・」
そんなこと急に聞かれても。
「ああ、もうはっきりしないわね。じゃあ、もう滅ぼしとくわよ!」
「いやいやいやいや! ちょっと待って! 滅ぼさなくていいよ! 滅ぼさないで!」
「もう・・・しょうがないわねえ。わかったわよ」
彼女は何やらメモ帳のようなものをポケットから取り出して、何か書き始めた。
「人類に哀願され、滅亡を断念。っと」
そう呟いたあと、彼女の体は光を増した。そして、ゆっくりと宙に浮き、すごい速度で空の彼方に飛んで行った。
あれって、一体、なんだったのでしょうか。
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