自分だってみんながそうであればいいと思うけれど、「正しく感謝する」って結構難しい。感謝を示すことは「誰にでもできる」のは確かだけどそこに至るのは簡単ではないし、ましてやできるのが自然、ではないと思う。
少なくとも言葉で「ありがとう」といえば感謝かというとそれは違うと思う。まず「ありがとう」という気持ちを感じることが難しいのだ。
こういう感謝の感情は、きちんと訓練したり教育しないとそういうものだと理解できないし、身につかない。
少なくとも私にとってはそうだった。
小学生のころ、よく「感謝を知らない子だ」って言われてた。やるべきことをやっただけなのに感謝の言葉を言われたり、逆に頼んでもないのにおせっかいを押し付けられた時に感謝「しなければいけない」ということがよく理解できなかった。感謝というのがどういうもので、それはどういう行為に対して感じる「べき」がよくわからなかった。家族の愛情云々の問題もあったんだろうけれど、自分の周りでは感謝というのはそんなにありふれたものではなかったと思ってる。だから、感謝の気持ちを感じるというのが自分にとってはまずハードルだった。
しかも、また感謝の示し方が難しい。このあたり礼儀作法とかはわかるんだけれど、感情とかみ合わない。動作だけで見ても気軽な「サンキュー」から頭を下げて「ありがとうございました」までいろいろあるし、言葉の使い方から、モノとかが絡み出したらもうキリがない。今だによくわからない。自分以外の人は自然にできるようになる、とか思ったとおりにやればいいじゃん、って言うけど、それができないから困ってるんだよ!大体の人ができる、というのと「出来ない人間は放っておいてもいい」「できないやつは人間として欠陥がある」というのは違うと思うんだ。
私だって、あまり伝わらないけど、感謝の気持ちを感じることはある。むしろ、人一倍感謝することを意識してると思う。感謝を示すことも一生懸命やろうとしてる。でも、私のはやっぱりぎこちないとか下手クソだ。感謝ができるってのは才能なんだと思う。本当にうらやましい