d:id:kyo_ju氏がこの技を使っているのを見るのは初めてではない。
kyo_ju 労働, 社会, 政治, もっと周知されるべき その筋の専門家であるhamachan氏が判ってて語ろうとしないこと。
まず専門家である濱口桂一郎・政策研究大学院大教授(id:hamachan)に対して、濱口教授がさも政治的打算か陰謀で語るべきことを語っていないかのようなデマを流す。しかし濱口教授は、過去にこのテーマについてちゃんと語っているので、「語ろうとしない」などと言われる筋合いは無論ない。しかし、それをあたかもわざとなにか打算で語っていないかのように「語ろうとしない」などと決めつけられると、kyo_juのブクマコメントを見た人は、咄嗟にそうか、実際に語っていないのかと思ってしまいがちになる。濱口教授がなにかを語っているということならソースを明示してすぐ根拠を明らかに出来るが、語っていないということはソースがなくてしようがないからでもある。
だが幸い、このブックマークにはid:inumashから物言いがついた。
inumash 労働 id:kyo_ju “hamachan氏が公的なセーフティネットの話をしていない”って本当かい?つい最近だって雇用促進住宅に絡めて公的な住宅支援制度の話をしてたじゃない。http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/1546-b7d2.html
しかしこれは非常な幸運であって、普通はこういう指摘が来ることは期待できない。すると、もしinumashが指摘しなかったら、濱口教授は専門家として語ったことがあるのにそのことに対してわざと口をつぐんでいるかのような印象操作が成功していたはずである。そうなると、濱口教授は専門家としてその事態を当然看過できないので、わざわざid:kyo_juのデマを打ち消すためのエントリーを書かざるを得なくなる。
その筋の専門家であるhamachan氏が(判っている筈なのに)語ろうとしないこと
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/hamachan-88c8.html
そうするとkyo_juは、どのように言い訳をするか。
hamachanさんのこれまでのご議論は、上に引用いただいた文章も含め私が拝読した限りでは、あくまで雇用と社会保障のトレードオフの範囲(これまで企業が面倒を見ていた部分をどの程度社会全体が肩代わりするか)にとどまっておられるように思えます。
「全体の水準」の引き上げ(hokusyuさんのエントリの例で言えば、解雇に伴い企業が負担するコストや失業保険の受給期間を引き上げながら、なおかつ住宅、育児、教育などの生活保障の水準も高めるといった)については、専門家として(あるいは行政官として)禁欲なさっているのかも知れませんが、あまり言及がないところに物足りなさを感じており、今回のようなコメントに及んだ次第です。
つまり、kyo_juは、専門家が自分の気にしているイシューについて、自分の目の届く範囲で、自分の気に入るような論法で、自分の気に入るような結論に達していないという点に文句をつけ、「物足りなさを感じ」、「専門家であるのに語ろうとしない」と因縁をつけるのである。もちろんアリバイとして、「もし誤解や誤読がありましたら、ご指摘いただければ是正するよう努めます。」とか殊勝な振りをしているが、「語ろうとしない」とdisった相手がちゃんと語っていたのだから、まずは謝罪すべきであろうにそれをしようとは決してしない。
あえて釣られてみる;
kyo_ju 経済, 政治 社会民主主義的政策(の中長期的持続)も、ほっときゃ資本主義体制が崩壊するかもという条件の下でないと実現されない→故にこれからは新自由主義一択ですね、わかります
「誰もそんなことは一言も言ってないのにあんたはアホですか」と言いたいところをこらえて(ないけど)善意にとってみる。
でもその前にやはりこの議論(脊髄反射的ブコメに論を求めてどうする、というのはさておき)が飛躍していることは指摘しておかないといけない。
このときもkyo_juは稲葉振一郎教授が「そんなことを自分が発言しているかのように思われるのは専門家として心外だ」というようなデマを流し、専門家がそれを能動的に打ち消さざるを得ないような状況をつくり、相手を追い込もうとする。このときは稲葉教授がその戦略を十分に理解した上で反応したわけだが、このときのkyo_juの反応。
別の方と応酬が盛り上がっている(いや、これで終わりかな?)と思われるところ恐縮ですが、せっかく当方の「脊髄反射」に言及して戴いたので、ごく簡略に。
私のブックマークコメントがいわゆる「言ってないことを読み取るマン」であることは重々承知しています。「広義の社会民主主義者」以外の左翼は存在すること自体許されない、と読み取れる書きぶりに私としてはかなり違和感を覚えたので、あえて言っていないことまで読み取って書かせて戴いた次第です。
ここでもやはり、自分の気にしているイシューについて、自分の目の届く範囲で、自分の気に入るような論法で、自分の気に入るような結論に達していないという点に文句をつけるという手法を採用しているし、それが無理筋であることは百も承知でそれを隠そうともしていない。
つまりkyo_juは、専門家を自分に対して振り向かせたいときは、専門家の発言の言葉尻を捉えて揚げ足をとるどころか、「言ってないことを読み取る」までして、相手の専門家が「そんなことは言っていない」とわざわざ否定してみせるような反応をせざるを得ないような状況をつくるようにしたがるのである。特にこれが効果があるのは、特に相手が氏名・所属を明らかにして自らの専門について語っている実名ブロガーの場合で、つまり学者・研究者が相手の場合である。そして一度専門家に相手をしてもらえたら、自分の読み方に無理があったことを認めるのに全然抵抗がない。
つまりkyo_juは、有名人に相手をしてもらうためにわざと喧嘩を売りに行くミーハーなブックマーカーなのである。kyo_juのネガタグ、ネガコメは、その対象に相手をされたいという願望の裏返しである。実に微笑ましいと言える。
矢沢永吉が佐賀県にコンサートツアーで行ったときに、現地のファンが宿舎のホテルに押しかけ、「矢沢がどれほどのもんたい。ワシの方が熱いギターを弾くけんね。矢沢、勝負せえや!」とロビーで叫んだ。矢沢が出てきて一喝すると、「いやあ永ちゃん、そんなに怒らんでよかよ。ワシは永ちゃんのことを実はそこそこ認めとるのよ。ほれこのタオルに特別にサインさせてやるけえ。」と手のひらを返して子犬のようにじゃれつこうとした。矢沢への憧れ、ファン心理が募るあまりの行動ということで、矢沢も苦笑してサインをしてやったという。それを考えれば、kyo_juもある意味では健気な部類のはてな村民である。
ただし、こういう話もある。吉田拓郎が人気絶頂の頃、札幌のコンサートの打ち上げに参加したアルバイトのモギリの女の子が、「拓郎さん、私はあなたの大ファンで、あなたは天才だと思っていますけれど、私もいつかあなたのようにすごい歌を書きたいんです。」と言った。吉田が「じゃあ、ちょっと歌って見ろよ。」と愛用のギターを渡すと、モギリの女の子は緊張した様子で、しかししっかりした声で、自作の曲を少しだけ歌った。それは後に「わかれうた」という名前がつくことになる曲の原型で、彼女の名前は中島みゆきといった。
ファン感情、ファン心理としてはいろいろなかたちがある。人それぞれ、自分の実力に応じたアピールの方法があって良いのかも知れない。誰もが中島みゆきになれるわけではない。
これって、kyo_juだけじゃなくって「はてサ」がよく使うパターンじゃん。いまさら下らないこと言うなよ。
私のブックマークコメントがいわゆる「言ってないことを読み取るマン」であることは重々承知しています。「広義の社会民主主義者」以外の左翼は存在すること自体許されない、と読...
自分のことをかまって欲しい、相手をして欲しい対象にわざと喧嘩腰でブコメをつけるっていうのはよくあるよね。 そういう行動はネットに限ったことじゃなくって、先日、東さんの授...
じぶんもかまってほしんだろ?
つまりkyo_juは、専門家を自分に対して振り向かせたいときは、専門家の発言の言葉尻を捉えて揚げ足をとるどころか、「言ってないことを読み取る」までして、相手の専門家が「そんな...
flurryが茶化して弁護しようと必死だけどさ、結局はkyo_juが「はてサ」ならではの陰謀史観で頭がいっぱいになって、専門家は陰謀の手先と思って因縁をつけ放題つけた、でも逃げ道は確保...
http://anond.hatelabo.jp/20090108030343 を見て驚いた。 私のブックマークコメントがいわゆる「言ってないことを読み取るマン」であることは重々承知しています。「広義の社会民主主義者」以...
皮肉を言う方法は難しい わざと曲解して無理矢理有名人に反応させる&...