ついに書いてしまう。もう半年以上、私は職場のある男性に恋慕している。
いまでもきっと好きだ。断言できないほどに切なく。
こうやって言葉にすると、あの人のよさはどんどんと逃げてしまう。
肝心なところで淡白だし、他人に興味のない感じがする。
なにより私に冷たい。わざと冷たい言葉を吐いていじめて楽しむ。
私は心の中で喜んだり、本気で拗ねたりする。私はいつもせわしない。
しかし、これは断言できるのだが、彼以上に面白い人物に私はもう一生
出会わないであろうし、また人に接する時の柔らかい物腰や、
どうしようもなく美しい声や、どこにいても目を引く立ち振る舞いが、
私に焦燥と憧憬を巻き起こして、こっそりいつも目で追ってしまう。
見た目は普通。少し地味な気がする。
最初の頃は、何も分からず、しかし彼ほどの人を好きにならない人が
いるわけはないと思い、女性の影がちらほらするたびに怯えていた。
しかし、なにぶん多忙であり長らく独りでいることがわかるようになると、
少し安心できるようになった。
人のためになにかをすることが全く苦痛でなくなった。
でも、目線を感じると途端に私自身の存在が恥ずかしくなった。
私は今まで付き合った人はあれど、こんなにも激しく恋をしたことがなかった。
告白はされこそすれ、したことはないし、振られたこともない。
他人に興味を持ち、そしてそれが手に入らないことで苦しむ日が来るなんて想像してなかった。
しかし、彼は2人きりになっても別段何をしてくるでもないし、
大抵は酔っていて、冗談にからめて驚くような事(好きだから、結婚しようかな等)を
口にすることもあるので嫌われてはいないようなのだが、
かといえども好かれているということは絶対的になく、また狭い職場であるため
私も踏ん切りがつかない。(多分彼のことが好きな人があと2人はいそうな気がする)
きっともうどこにも行き着かないのであろう、と諦めつつある。
そういうわけで、しばらくはその人のことを考えなくても平気であるような気がして、
何日間も話さず離れていられるのだが、やはりなにかスイッチが入ってしまうと、
どこにいて、誰と何を話しているのか、気になって仕様がない。
昔のように他の女性の影に怯えることは少なくなったが、やはり結婚などされたら同じ職場にはいられないだろう。
彼はまるで潤滑油のようで、彼のことを嫌いな人というのはおよそ想像できないし、
その割に私には妙に嫌味を言ってよく笑っていて、昔はそれで勘違いしそうになった。
好き嫌いが激しく神経質な私とは正反対である。その憧れが、憧れのままでいられなかった。
恋をすると、手を握ってほしいというよりなんというか、匂いを嗅ぎたい、顔を舐めたいとか思う。
街を歩いてどうでもいい話をしたい。
なのに話をしたあとは緊張でお腹が痛い。トイレに行きたい。ロマンチックとは正反対だ。
いつも何かに怯えて、一挙一動に振り回されて、すぐ泣くし、死にたくなるし、動悸がして、絶望的になる。
まさか自分がそんな風になるとは思っていなかった。
「見ているだけで幸せ」なんて思わない。
でも、決して実ることがない、そんな気がする。
傷つく前に、早く、彼のことを好きでなくなりたい。彼に「あなたのことが好きではないので安心してください」というサインを見せたい。
そんな気持ちから、どうでもいい男とつきあいたい、街でナンパされないかと思うようになる。
あれから2ヶ月しか経ってないんだなあ。 もうすっかり諦められた気がしていたけど、久々に話したら、もう、好き。 なんなの、その声。 どうしてわたしにばっかり構うの。 笑いかけな...
それはもう相手の人に本当に冗談じゃなく好きだっていうしかないんじゃないかな。 というか2ヶ月悩んで振り切れなかったなら遅かれ早かれあなたは彼に打ち明けると思う。 まあ無責任...