2008-10-27

違法コピーをBSAに告発してみた

従業員50人程度のいわゆるITベンチャーアラサー向けのポータルECサイトを運営してる会社で働いてるんだが、違法コピー犯罪だってゆう概念が全くなく、1個だけ買ったソフトを悪びれることもなく必要な台数へインスコしまくってる状況にひきまくった。合法コピーなんてPC購入時にバンドルされてたWindows XPだけで、OSを除くと有料アプリの8〜9割は違法コピー従業員が増えるとPCは買うけどOfficeは2000をインスコしてて、2000がサポートされないからVistaへは移行できないね〜なんて言ってやがる。

当然アクチが必要なソフトは使えないんで、Photoshopは6、Illustratorは10が社内のデフォルト。小さい会社で全従業員が同じフロアーで作業してるから、システム部がサーバ立てるときに「Windows Serverはいくつまでならライセンス認証なしでいけたっけ?」みたいな会話をしてるのが丸聞こえで、総務部ソフトウェア資産を管理する気は全くなく、会社アドビソフトの汚れまくったCD-ROM従業員が自宅に持ち帰ってインスコしたりってのも何度か見てきた。

https://www.bsa.or.jp/

そんなわけで、↑にチクッてみたわけ。サイト上のフォームで情報送信してから1週間くらいしたら、BSA参加企業の代理人を務めている法律事務所担当者からメールが来た。より詳しく、30分程度話を聞きたいので、電話してもいい日時を教えてくれとのこと。悪いなあと思いつつも平日の22時を指定したら快く応じてくれた。

話した内容は、フォームで送信した内容の再確認と、合法/違法の判断はともかくとして、どのソフトのどのバージョンが何本くらい社内で使われているかを分かる範囲で教えてくれ、みたいな感じ。アクチが必要でないバージョンを多数使ってる場合は違法コピーの可能性が高いとアタリをつけて調査するみたい。

そのほか、誰がチクッたかを漏らすことはないから安心してほしいと念を押された。ただ、組織が小さいと、なんとなく「コイツがチクッたんじゃないか」と疑われることは実際あるらしく、そのことで会社で不利な扱い(解雇とか嫌がらせとか)を受けたとしても、BSAは行政機関ではないので、情報提供者を助けることはできませんと言われた。

上記に関しては情報提供者の意志を尊重するとのことで、そういったリスクがあるがゆえにBSAに調査してほしくない、ということであれば調査はしません、どうしますか?と尋ねられたんだけど、最悪解雇されても未練はない会社なので、ぜひ調査をお願いしますと応えておいた。

また、このことでわたし宛に連絡をする可能性がある担当弁護士さんの名前を教えてもらい、その人以外からの連絡には応じないように言われた。どういうことかと言うと、会社によってはチクッた人物を特定するためにBSAを名乗って従業員に連絡し、情報を引き出そうとするケースもあるらしい。

あと、ひとたび調査が始まったら、調査の進捗具合については、情報提供者からの質問であっても答えられないそうです。

そんなことを法律事務所担当の方とお話してからしばらくして、総務部から従業員向けに調査用紙が配られた。始まったか!って感じ。内容は、各自がPCインスコしてるソフトバージョン、及びそのソフトが業務上どうしても必要かどうかの確認。で、朝礼でその調査についての説明があり、今後ソフトライセンス管理を徹底することにしたから調査に協力してくれ、ってゆうのと、今後はアドビの高額なソフトデザイナーコーダーPCにのみインスコする、あと、何台かの共有PCにもインスコするから、使用頻度が低い人は共有PCで我慢してくれ、ってことになった。

調査開始から2ヶ月くらいして、無事に社内のOfficeは2007に入れ替わり、アドビもCS3に。やっぱり合法コピー仕事するのは気分がいいぜっ!って感じ。結果としては特に新聞沙汰になることもなく、穏便に終了したのかな?どれだけの賠償を会社が払ったのかは定かじゃないし、あくまで予想でしかないけど、素直に調査に応じて必要分のライセンス購入さえすれば、それ以上の賠償請求はほとんどないんじゃないか?って思う。会社も潰れてないし。

残念なのは、調査対象がBSAメンバー企業ソフトだけっぽい点で、MSアドビクリーンになったけど、Becky!ライセンスキーを社内で使い回したりとかしてるのは放置されてる。

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