とはいえ、だ。friio(フリーオ)の存在や、既存製品のプログラム書き換えで回避出来る事が証明されてしまっている現在、チップ化するにしてもやはり何らかの回避手段が生まれる事になるであろう事は容易に想像出来るわけで。HDMIだって、HDCPをキャンセルするセレクターが随分と前から存在しているしな。
そうなると、海外の(特に遵法意識の低そうな某国某半島の)のメーカーが「B-CASなんぞ知るかボケバーカバーカ」という製品を日本に輸入してくる可能性だって消え去っていないはず。そこまで喧嘩腰とはいかなくとも「あれれなんだかよく分からない機械が出来ちゃったぞ何の役に立つか分からないけどとりあえず売りますねあははー」という姿勢でなし崩し的に市場に出回る可能性だってあるよね。似たような事例では、DVDやBDのコピー方法やP2Pツールのハウツーを詳細に記した雑誌書籍の類が紀伊國屋書店にすら大量に並んでいるわけだし。
さてそうなると、当然ながら色んな所の色んな人達がそれを食い止めようと動くと思われるんだけれども、じゃあそれを止める法的根拠は何よという話になってくるわけで、訴訟とか起こしたら「つかそもそもB-CASってお前らが勝手に言い出してる規格ってだけで守る義務も義理もねーじゃん」と判事に突っ込まれたりしたらどうするんだろう?