何があったかは良くは知らないのですが、最近朝バナナが健康に良いとテレビのメディアに載ったようで、たちまち近所のスーパーからバナナが姿を消しました。私のおやつの生命線である所の、詰り人生の伴侶である所のあの、バナナ様がです。私は怒り狂いました。
「バナナだ!バナナを寄越せ!あれは俺のもんだ!」「どうせダイエット目的で買い漁っているんだろうがお前らどっちにしろ朝抜いてんだろうが!それ、カロリー摂取量増えるだけだって!気付け!」「長期スパンで見ずに短期的な体重の上がり下がりで一喜一憂してるような雑魚には土台無理な話なの!」「お前ら良く考えてみろ?朝バナナ食う事で胃が活性化するんだぜ?そしたら昼に『おなか空いちゃった??♪』とか言ってたらふく食うじゃん!3時にはスイーツ食うじゃん!夜も『重い食べ物は夜じゃないとねっゲヘゲヘ^^』とか言って食うじゃん!その後寝る前に夜食食うじゃん!なめてんのかー!」「朝程たらふく食って、昼は程ほどに食って、夜なんて食ったら寝るだけなんだから、バナナ2本くらい食って4時間待って寝ろや!あ駄目だバナナは、バナナは俺が食うから!前あるあるから教えてもらった納豆でも食ってろよ!あ…納豆さんおはようございます…毎朝食べさせて頂いております…」
そんな調子で、ここ数日は「バナナ100円!」と書かれたみすぼらしい段ボールポップの下に出来たがらんどうを、ぐぬぬ顔で見つめるサラリーマンが跋扈したのです。