夫婦で掃除をしていたら、ダンボールの底から免許証がでてきた。
私が昔取得した、とある資格の免許証だった。
旦那はそれにくっついていた証明写真をじっと見つめて「…若い」と呟いた。
私はなんだか急に恥ずかしくなって、慌てて免許証をひったくってしまった。
免許証には私の17歳の頃の写真が貼りついていた。私が旦那と出会う何年か前、高校生の頃の写真。
私は写真を撮られるのが嫌いなので若い頃の写真(特に思春期のもの)はほとんどない。
そのせいで旦那は私の若い姿を知らない。
ふと、「俺は女として一番価値がある頃の君を全く知らない」が頭によぎり、聞いてみた。
「私の若い頃を見たことないとか、高校時代に会えなかった事とか…その事を残念だとか思わない?」
「いや、別に?どーでもいいよ。若い頃って今より目がキツかったんだなー人って丸くなるもんだなあって思ったよ。」
「まさか、俺と一緒にいたからそんな優しい顔になれたんだよって言いたいんじゃ…。」
「わははははははははwなわけないだろw何言ってんのw」
「今の方がいい顔してるかなあ?」
「うん」
30を超えた今の方が良いと言ってくれた事がとても嬉しかった。
これから私はもっともっと優しい顔になれそうだ。
まあそのなんだ。死ねばいいと思うよ。(ここでそれを書いて何のつもりだと君は)