「MADは文化、認めさせるべき。削除などもってのほか、もっと表に出そう!」といった主張を時折目にします。
さすがに削除反対ではないだろうけど、ドワンゴ社長まで「MADは文化」などと言い出す始末。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3853226
そもそも「MADは文化、削除反対」と言い出す人は、そもそもMADとは何かをわかっているのでしょうか。その中の削除反対派の方々は、MADをどのように認めさせるというのでしょうか。
まずMADを流してもいい条件を考えてみます。
1.使われているソースの権利者が認めるものであること
2.公衆良俗に反しないものであること
3.上記に関して「面白い、面白くない」は全く無関係であること
以上3点かなと思います(足りない!というご指摘もあるかもしれませんが…)
不利益であっても認められているなら流せるので、利益等は関係ありません。
それに対して、MADが作られてきた、そして見続けられてきた、MADを文化と呼ぶ背景を考えてみます。
1.権利者が認めなくても、面白いものを見たい、聞きたい、作りたい
2.公衆良俗に反していても、面白いものを見たい、聞きたい、作りたい
3.とにかく面白いものを見たい、聞きたい、作りたい
(4.自分が好きなように作りたい)
以上から「どうあがいても表に出せない、出したら権利者に怒られて削除されるのがあたりまえ」なものも、MADに含まれるということがわかります。
創作要素があろうがなかろうが、面白ければいいのです。
MADを流せる条件と、MAD文化の背景を比べると、相容れない部分があることはわかって頂けるのではないでしょうか。
その上でMADを認めさせるとなると、「認められるMAD」と「認められないMAD」を作り出すことにほかなりません。明確な認定ラインを作るということです。認めさせるために、MADを楽しむ側はどこかで譲歩する必要があります。
ちなみに「譲歩したくないから法改正すればいいんだ!」などと言うことは全くの無意味です。MADは「何に反しても面白ければいい」ので、全てのMADが認められるには法律が瓦解するしかありません。全く現実的ではないのです。
それでは認められるために譲歩したとして、その後を考えていますか?MAD削除に反対する方々、MADは文化と呼ぶ方々は、MADが面白いから反対し、文化と呼ぶのでしょう。ですがMADが認められたその後、MADは認められるものしか残りません。いくら面白くても関係ありません。
そして現在最も懸念しているのは、認められるものが設定されたあとに、認められないものが駆逐されるのではないかという不安です。
グレーゾーンが明確にできると黒であるものへの対応を厳しくできるという角川の弁は、そこにあるMAD文化を崩壊させるものです。
規制だらけのお笑いがつまらなくなったように、同じような番組があふれるテレビがつまらないように、MADに規制をかけ、つまらないものにしたいですか。面白いものが残らないMADはMADではありません。
MADが面白いものだと思うならば、文化だと思うならば、認められるられないに関わらず、投稿動画サイトや目に付きやすい場所からは手を引くべきでしょう。MADの面白さを守りたいならば、規制されないことが重要で、人目につきにくいところでやるほかないのです。
MADは文化と言うならば、MADを守ると言うならば、表に出すぎた現状こそが問題です。削除反対どころか、自主的に削除することが、MADを守ることに繋がるのではありませんか。
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すいません、IntelCPU買ってしまいました
あらゆるMADが消されても投稿動画サイト上だけの話でしょ。権利者が一部のMADを残して黒への対応を厳しくするということは、黒を作る人全てが対象。黒を作る人が手を引いてしまうのが...
全面的に賛成だなー。 公式に認められたMADなんてMADじゃないぜ!
http://anond.hatelabo.jp/20080711010523 最近、表に出てきて痛い人が増えてきて、昔からやってきた人が頭を抱えているのもまったく同じ。
「女性向け同人誌」ではなく「やおい同人誌(二次限定)」と書いた方がいいんじゃないの、と言うのは置いといて 二次同人誌の世界は、昔の方がフリーダムだったけどね。 ナマモノ...
MADは思いつきと衝動がまずあって、あとは気づけばいつの間にか出来てるようなものだ。 著作権の黒白を気にしながら作るのはちょっと想像できない。 まあ多くの人に見てもらいた...