2008-05-28

「SOS…私の場合」補足

http://anond.hatelabo.jp/20080528020715

このネタをしつこく引っ張ってすみません。。。元記事書いたものです。

はてブトラックバック、いろいろと反応をいただき、ありがとうございます。

うまく前置きで書けてなかったから伝わらなかったかな、と思ったのが、

元記事を書いた理由でした。

川田亜子さんが亡くなられ、その報道を受けての反応はだいたい以下2つが大きかったと思います。

『なぜ彼女が出したSOSを受信して救えなかったのか。』

彼女のSOSの出し方は適切じゃなかったのでは。』

彼女が亡くなられて、きっと周りの方が衝撃を受けているだろう、と思いました。

お母様はそれこそ胸を痛めて張り裂けんばかりだろうし、鳥越俊太郎さんも悔しく悲しく思っているという報道を見ました。

川田亜子さんも、周りの人も不幸になってしまった。

じゃぁ、どうしたら今後、そんな悲しい思いをする人を減らすことができるだろうか、と思いました。

よりよいSOSの発信の仕方を考えてみればいいのでは。

よりよいSOSの受信の仕方を考えてみればいいのでは。

川田亜子さんと似た振る舞いをして心当たりがある私は、自分の経験と思ったことを書いてみよう、と思いました。

それには、自分のブログよりもよほどアクセス数が多い、はてな匿名ダイアリーのほうがいいだろう、と思いました。

はてなの住人の人たちはたくさん考えてくれる人が多いし、反応を返してくれる人が多いから、

きっと書いたことはブラッシュアップされるだろう。

それが少しでも誰かの目に心にとまり参考になれば、今後、悲しむ人が少しでも減るきっかけになるのではないだろうか、と切実に願ってました。

今日一日は落ち着かない一日でした。

記事をあげたあとは、仕事が手につかず、ブクマを気にし、トラックバックを気にし、

いただいた反応を受けて、考えて考えて……そんな日でした。

心が弱った人間に寄り添うのは本当にしんどいことだと思います。

たぶん、できないです。私は本当に大切な人でなければ、やはり寄り添いきれないです。

「そんなのできないよ。」「できなかったよ。」は、当然の反応だよな、と思ってました。

できなかった方はご自分を責めないでくださいね。すごく、それも難しいことだと思いますが……

やはり人間限界はありますから……

病院につきそう」ことについてブラッシュアップさせてくれたのも、ありがたかったです。

心療内科精神科という場所が、自分が患者として足を初めて踏み入れるとき、

どれだけ敷居が高い場所だったかを忘れてました。

私は初めてのときはひとりで行きましたが、怖かったです。

偏見が消しきれずあったので……ヤバい患者にからまれたらどうしよう、とか、

っていうか、そんなヤバい人の仲間入りをするんだ、私は……とか思ってました。

通いだすとそんな怖いところでもないんですけどね。

病院を訪れて頼るのも、ひとつの大きなハードルだと補足できてよかったです。

ブログにしかSOSを出せないのは、やはり問題がありますよね……

もっと確実な周囲を頼るべき。

「周囲の人がいる前提」で記事を書いたのは、

川田亜子さんの周囲の人は何をやってたんだ』という論調を受けてでしたが、

そういう周囲に恵まれてない人はどうするんだ、という問題もありますよね。

これも確かに考えてみれば、私も経験があったことでした。

追い詰められた心境の人は『自分はひとりだ、助けてくれる人は誰もいない』と思ってますよね。

私もそういう心境で「死」を思ったことが何度もあります。

枕を涙で濡らして、「死にたい」「でも生きたい」と葛藤した夜は数知れずあります。

こんな思いは誰も持たないだろう、だから理解できないだろう、私は変だ、と思ってました。

でもそんなことはないんですよね。

実はけっこう、気にされてないようで、気にされているのですよ。

大丈夫かな?と心配してくれている人はいます。

もし本当にいない、と思ったら、作ればいい。

今すぐ、そばにいる人誰でもいいから、赤の他人でもいいからすがりついて、泣いて助けを求めればいい。

恥をかくだろう。迷惑をかけるだろう。でも死ぬよりましなはず。

(なるべく助けてくれそうな人を選ぶのがいいです。

 おススメは交番、おまわりさん。

 できれば、病院。)

いのちの電話」もあるし、自殺の名所には自殺を考え直すよう、連絡先を示す看板も立っている。

誰のどんなSOSも、いつでも受信するよ、と言ってくれている人たちは、よくよく見るといるんですよね。

追い詰められると目に入らなくなるけど。忘れちゃうけど。確かにいる。

「頼る人は誰もいない。周りには誰もいない。」というのは、自分がそう仕向けているだけのことが多かったです。私の場合。

自分の思い込みがそうさせてたり、プライドが変に高すぎるか、低すぎるかだったりするんじゃないかと思います。

だらだら書き続けてすみません。。。

最後に。

私の心の心配をしてくださった方々、ありがとうございます。

id:hrkt0115311さんには重ね重ね、お礼を申し上げたいです。

それから、ブクマコメントでいただいた、

救える。毒を出してない人などいない。半分にするのでなく中和する方法を探れ。人によって毒の成分は異なる。読んでる限り境界例でも鬱でもない。それらの文章と全然違う。薬で気持ちは消えない。誰かと話すしかない

も、ありがとうございました。目からうろこでした。

中和は、私にとって新しい視点です。。。もうちょっと自分の中で考えを練ってみます。

私はそもそも病気ではない……も、そうかもしれません。

病気ではなく、生きづらさを多少、人より多く感じやすくて、身体的にも症状がよく出るだけ、とか……

とりあえず、「誰かと話す」が有効なのは確かだ、と頷きました。

届かなくても諦めずに一生懸命話す根性をつけようと思います。

疲れたら、どっかのチラシの裏にでもぐちります。

少しでも多く、大切に1日1日を生きる。

それを忘れずにいこうと思います。

いろいろとありがとうございました。

記事への反応 -
  • ※匿名ダイアリーに書くの初めてなのでトラックバックミスったらごめんなさい。  ヘルプ読んだけどわかりづらい……  思いつくままに書くので、長文ごめんなさい。 前置き 川田亜...

    • ビョーキのせいだとしても、他人に「一緒に病院行きましょう」と言ってほしいだなんて、 アナタは周囲の人に同じことをしてあげてるの? 自分が人に与えた分しか、自分には返ってこ...

      • 「苦しくて、誰かに一緒に行って欲しいと思うことが傲慢。」 「病気のせいにするな。」 という価値観が精神的な病の人たちを傷つけているのわからないかな? 病院に一緒に行こうと...

        • 「SOS…私の場合」を書いたものです。 病院に一緒に行こうと言ってくれるほど、自分を心配してくれる人がいるか確かめたかったんでしょう。 こういうのは、ボーダラインの方に...

          • えっと、ボーダラインについて書いた増田です。 僕は元増田ではないのであしからず…。 甘えというわけではないと思いますけれど、 何かしら気づいてくださったのなら嬉しいです。 ...

            • トラックバックありがとうございます、ボーダーの元増田です。 正直にお伝えすれば、病気ではなく人格障害なので、ボーダラインの治療は大変だと聞きます。(当人、カウンセラー...

        • http://anond.hatelabo.jp/20080527133200の増田です。 僕は元増田ではないのであしからず…。 甘えというわけではないと思いますけれど、 何かしら気づいてくださったのなら嬉しいです。 ボー...

      • トラックバック元の記事のものです。 匿名ダイアリーは普通、レス返さないのがルールだったりしたらごめんなさい。 空気読めず……ただ、いただいたコメントでもうひとつ、私にいえ...

    • イキロ 私は専門家の手に負えなかった。 専門家と二人三脚する、というのがベターな選択かもしれない。 「悲しみは半分こ」できるならば、毒も悩みも一緒に半分こ、してくれるの...

      • 元記事のものです。 イキロ あんがとございます……マジ泣きしてます。 思い返せば、そのシンプルな言葉をもらったのも初めてです。効きますね。 腫れ物に触る感じになってるので...

    • http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20080527/1211884518 うぅ、あまりはてなを使いなれていないので、不備がありましたらごめんなさい。。。 (トラックバックはこれで大丈夫かな? id記法使うの初...

    • http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20080527/1211884518 うぅ、あまりはてなを使いなれていないので、不備がありましたらごめんなさい。。。 (トラックバックはこれで大丈夫かな? id記法使うの初...

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