2008-03-18

時間くらいは守ってください。お願いだから。

物心ついたときから携帯電話を持っている世代の人々と

一緒に仕事をすることが増えてきた。

私が携帯電話を持ったのは社会人になってからで、

それでもかなり遅いほうだった。

それで思ったのは、

物心ついたときから携帯電話を持っている世代の人々」は

なんでも携帯電話があれば済むと思ってるんだなあ、ということ。

たとえば面接や、仕事上での大事な打ち合わせでも

電話をかけてきて「すみません、遅れます」と言っちゃうのである。

もちろん連絡せずに遅れるのは言語道断だし

連絡してくるだけマシだろうという意見もあるが

待たせてはいけない人を待たせているとか、

時間を守らなければならないシーンでも、

遅れると連絡を入れてくるのはいかがなものか。

自分が注意すべき立場だった場合は、ちゃんと注意してみる。

すると、明らかに不満げな顔をされるのだ……

「遅れるって連絡して遅れたんだからいいじゃない!」

そうじゃないのだ。

一番若く、まだすべての仕事を任せることもできない人間のために

打ち合わせが遅れたりすることは、本当に、あってはならないのだ。

そもそも携帯電話なんて、どんなアクシデントで使えなくなるかわからない。

電池切れ、水没、落としたところを人に踏まれて破損など

身の回り携帯電話トラブルに見舞われた人を知らない人など、いないだろう。

しかもそんな携帯電話の普及のおかげで、街角からは公衆電話が激減中。

困ったものだ。

と思ったりもするが、遅刻をしないための方法はとても簡単だ。

時間に遅れないように行動すればいい。

関東に居ると電車が遅れるのは当たり前、だから少し早めの電車に乗れば良い。

(もちろんこの前のように東海道線の大きな事故があったときは、どうしようもない。)

起きられる自信がないなら、目覚まし時計をたくさんセットすれば良い。

さてある日、そんな若い、一人の女性スタッフが、他社のスタッフトラブルを起こした。

それは女性スタッフにも決して落ち度がなかったわけではないのだが

誰の目からも明らかに、他社スタッフに問題があると思われるトラブルだった。

とはいえ、彼女だけの言い分だけを聞いて会社としての判断するわけにはいかず

事実関係を確認するために、その場所に居た人から話を聞いたり、

会社としての対応を考えたりと、重役も含め何人もの人間

彼女のために時間を割いた。

事実関係の確認ができ、先方も非を認めるまでにかかった日数は実質3日。

相手方の会社との調整も含め、彼女を交えて今後のことを話し合うことにした。

「ショックを受けたのでしばらく休みます」という連絡以来、

音沙汰がなかった(要するに無断欠勤)彼女に連絡をとり、

彼女に都合の良い時間を聞いて、比較的家からも近い場所に

打ち合わせの場所を確保した。

そして待ち合わせの時間になって彼女以外の全員が集まったとき、

重役の携帯電話が鳴った。

彼女からだった。

彼女電話でこう言ったという。

「今から家を出ます。30分ほどで着きますから、待っててください」

無断欠勤のこともあり、重役はさすがに声を荒げた。

「誰のために集まってると思ってるの!

君が悪いとは思っていないけど、こういうときくらい

ちゃんと時間を守ってくれないと、皆も困っちゃうよ!」

それに対して彼女は言い返した。

「私は被害者なんですよ! なんで怒られなきゃいけないんですか!

わかりました、もういいです。今日は行きません」

ガチャ

その直後、彼女はとんでもないことをやらかした。

忘れ物を取りにきた」と休みの日に警備員に鍵を借りて職場に入ると

「この会社トラブルがあっても誰も守ってくれない。

それどころか被害者恫喝し、話し合いにすら応じてくれない」

という内容の文章を、会社PCから、システムに登録されている

顧客メールアドレスに送りつけたのだ。

休み明け、会社には苦情やら抗議やら問い合わせやらが殺到する。

提携企業先にも突撃メール電話やら。

トラブルになってもスタッフを守れない会社」というレッテル

まだ当分、ついて回ることになるだろう。

まだ会社に籍は残っている彼女には申し訳ないが

(誰が電話をかけても、メールを送っても音沙汰がないため、どうすることもできない)、

彼女が使っていたPCパスワード

及び彼女が知っているシステムパスワードは全て変更した。

警備会社にも話し、休日彼女が来たときも決して鍵は渡さないようにと言った。

皆、歯を食いしばりながら仕事をしている。(←この一文のみ加筆しました)

誰も、彼女がどうしているのかは知らない。

わからない。知りようがない。

一度だけ彼女の友人を名乗る男性から連絡があり、

おそらく彼が知るであろう語彙の中の、罵倒に相当する

言葉の全てを浴びせかけられたことはあったが、それだけだ。

結局、トラブルの件も、宙に浮いたまま。

彼女がこんな行動を起こしてしまったのも、

本当はトラブルの相手に対する不満ではなく

「いつも連絡して遅刻しているのに、いやな顔をされたり、怒られる会社

への不満があったのだろう。

遅刻を繰り返されたら、どこだって嫌な顔をすると思うのだがね。

アルバイトなら時給引かれて終わりだけど、正社員だし。

こうして今も誰もが嫌な思いを胸に抱えて、

行く先々でも謝りながら仕事をしている。

先方の会社では独自に彼を処分したようだが、これからもしこりは残るだろう。

もちろん、遅刻しがちな若い人が皆、ここに出てくる彼女と同じだとは思わない。

少し、彼女は特別だったのだ。

そう思いたい。

そう思わないともう誰とも仕事ができない。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20080318161710
  • anond:20080318161710

    時間を守れない云々はともかく そいつの 顧客データの勝手な流用とか、評判を落とす行為とか、会社勤めとしてありえないだろ。 損害賠償とれないかね?

  • http://anond.hatelabo.jp/20080318161710

     なんかさ、 「十五億人を味方にする 中国一の百貨店 天津伊勢丹の秘密」  を思い出した。  案外もう、人種違っちゃってるかもと割り切った方がいいかも。

  • http://anond.hatelabo.jp/20080318161710

    こういっちゃあなんだけど、『常識から外れちゃってる人に正論をぶつけても、まず間違いなく状況は悪くなる』ってやつだよね。 この話でいえば、無断欠勤を3日もやらかしてる時点...

    • またすぐこういう安易な発言をするー

      http://anond.hatelabo.jp/20080318233225 特に機嫌の悪い女は怖いよ。『女はすぐ裏切るが、男は義理に生きるってもんだ』って言うじゃない。そういうことよ。 人格が崩壊するような裏切りはむ...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080318161710

    >少し、彼女は特別だったのだ。 特別もなにも、ただのキチガイじゃねえか、 年のせいでもケータイ持ってるせいでもねーよ。

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    • http://anond.hatelabo.jp/20080321115309

      >たぶん励まして再度出社させよう的な趣旨の会 元増田のどこにそんな事が書いてあるのか。 今後どうするかについて、先方の会社との調整を含めた話し合いって要は停戦協定を結ぼう...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080321122359

        重役が変。 彼女は勤務時間中ではないのだし、休みのところをわざわざ出てくるのだから上司として指示はできないはず。 大体、連絡が休みの間もついていたのなら無断欠勤でもない。 ...

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