2007-12-11

狼と香辛料最終回

twitter はじめた頃の思いで。何書いていいのか分からなくて、こんなことを呟いた

ライトノベル狼と香辛料」のヒロイン、賢狼ホロは、その存在を麦粒に仮託している。

麦があるうちは事実上不死だけれど、麦粒を使い果たしてしまうと、恐らく彼女は、この世に存在できなくなる。

狼と香辛料」の終盤は、何かの事故がきっかけで、彼女は最後のひと粒を除いて、麦粒を無くしてしまう。

麦粒を持たない賢狼は、恐らくはラスボスである白熊との死闘のさなか、主人公かばうために

最後の麦粒を使って命をかける。勝負は相討ち。主人公は助かるけれど、ホロはいなくなる。

主人公は、物語の出発点、ホロが神様として治めていた村に帰って暮らす。

故郷に帰った主人公は、倉庫の隅にひっそりと残った麦粒を見つけて、

それを畑に撒いて、今までの旅を回想しながら一夏過ごす。

ある嵐の夜、あるいは雪の夜ふけ、ドアを叩く音に主人公が振り向いてエンド。

けっこうすぐに返事。

2粒まいたら2人に増えますか?

さらに返事。

けしからん、それはけしからん。

呟きを受けとめてくれる人がいた。しばらくここで書いてみようと思った。

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