2007-11-01

Re: anond:20071101111008

 大学で好きな学問に打ち込み、なにより運命の人を見つけて恋愛してバージン同士で愛し合って、それまでの苦しい日々が報われて虚しかった時間に意味が充填されて、いずれ結婚も視野に入れる、そう言う夢物語を抱いて、それだけを心の支えにしてひたすら堪え忍んだ。

 けっして言い訳ではないやりかたで、自分を許すにはどうしたらいいのか。

運命の人云々はともかく、「好きな学問に打ち込」みましたか? 別にその専攻が大学になかったとしても、他大学と交流を持つなり、ネットで仲間や論文を探すなりすれば、研究はできます(人文・社会科学の場合。自然科学実験設備が必要なので事情が異なる)

それでもご不満なら、大学を再受験する、という方法もあります。「言い訳」をしたくないなら、信念を貫き通したほうがよいでしょう。

とはいえ、それであなたの不安・不満・むなしさといったものが解消するかといえば、とても疑問です。

人間の欲望というのは果てがないもので、完全に充足されるということはありません。運命の人に出会ったとしても、今度はその人を失ったらという不安が付きまといますからね。表面上はあんなに人生を謳歌しているように見える人たちも、案外自らのむなしさを必死になって埋めようとしているのかもしれません。

特定の何かを得ることで、人生そのものが完全に充足するということはありません(また、人生を充足させますよ、と言って人を欺いたり、悪い方向に引っ張ってしまう人々も、残念ながらこの世には相当数います)

絶望しますか? 「ふざけるな! おれの苦痛はなんだったんだ!?」と憤りますか? 逆です。そもそも人生を「充足」させようと躍起になるからこそ、充足からは程遠くなってしまうのです。よい大学に入っても、よい職を得ても、よい人と結ばれても、それで人生が充足するとは限らない。「充足せねばならない」という観念が先に立ってしまうからこそ、自分の周りのあらゆるものに対して、結局は幻滅せざるを得ません。

「ほんものの充足」を求めても、それは無理です。「あの大学に入ってあの人と結ばれて……」という具体的な願望は描けるでしょうが、それが全て叶ったとしても、あなたは満ち足りることがないでしょう(予言です)。必要なのは、

  • 努力と工夫で手に入るものを求める
  • それで自分が完全に充足するわけでないことを理解しておく
  • 完全に充足する必要がないことを心に留めておく

この三点です。かなり難しいですが、出来るところから始めることをお勧めします。

【余談】

先述の構図にならえば、「相手は処女でなければならない」という観念が先に立っていると、実際に処女のお相手を得たときに、幻滅することになるでしょう(予言)望む必要のない望みというものも、世の中にはままあります。

  • http://anond.hatelabo.jp/20071101113929 反応ありがとう。元エントリーは消してしまったが、再掲するかもしれない。 あと、言っていることが少しよくわからないが、求めすぎるなってことかな。

  • http://anond.hatelabo.jp/20071101113929 文化基盤が違うから効いてないけどwww うぇwwwテラディバイデッドネイションwwwっっwww

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