2007-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20071028234626

私は801にハマる気持ちがわからん女なんだが、

「なぜ801がこんなに人気があるのか?」は常日頃疑問だった。

よく言われている古典的な説明というと、

美少年同士の恋愛というファンタジーがよい。男女が絡むとやけに生々しくなり、それが嫌だ(妊娠とかそういうの)。男の百合より圧倒的に女の801が多いのは女の方がそういう生々しさを意識してしまう(というかせざるをえない?)ため

とか、

萌えキャラ恋愛事情が見たいが、既存の女キャラと絡ませるのはどうもしっくりこない、あるいは嫉妬してしまうため、男キャラであてがう(そうすれば嫉妬もしないし、寧ろもう一人の萌えキャラが追加されてお得になる)

とか

そんなところをちらほら聞いたりもした。

が、大抵これらの論は大昔はどうだったのかしらんが今時の腐女子さん的には的外れのよう。

個人的に最近思うのは。

現代の腐女子っていうのは、別に自分が801を開発して、それにハマる、ってわけじゃないんだよね。初めから、女性オタク進化の過程に801が組み込まれてるわけでさ。ちょっとアニメとかマンガにはまって(この時点ではまだ好きなキャラがいるレベル)、ちょっとオタはいった雑誌買うようになったり、オタ友達に連れられたりしてコミケとか同人誌存在を知って、「オタク世界」を知るわけじゃん。で女性向けのオタク世界って既にほとんどが801ばっかりだから、当然それを中心に見るわけじゃん。どんどんキャラマンガにハマっていけば、どんどんそういうディープオタク世界を覗きたくなる。そうしてる内に801が当然になっていって、いつの間にか好きになるとか、そんな感じなんじゃないか…と思った。男性オタクなら、大抵いつかはエロゲーを通るように、女性オタクなら、オタクになる過程の道中に801の洗礼を受けちゃうからじゃないのかな。女オタク801になってしまってる今、ちょっとマンガにはまった子が、ディープになろうとオタク世界に足を踏み入れれば、もうその時点でほとんど801ワールドに足を踏み入れるってことでさ。801じゃない二次創作とか、一応あるけどやっぱ少数派だから。「自分の好きな漫画同人誌」を見ようと思ったらもうそのほとんどが801なわけじゃん。だからそれが平気な人はそのまま残って晴れて腐女子となって、ダメな人はそこで「なんだ、こういうのなら私はいらないや」とオタク世界に足を踏み入れず、単なるマンガ愛好家として踏みとどまるとか。故に、801ダメだけどオタクだって人は少数派なんじゃないかな。

ある程度大人になって、腐女子歴も長くなると、今度は逆に801から離れていったり801だけにこだわらなくなる人も結構いるって聞く。それは最初の入り口801だらけだったから若い頃はとにかくそれにハマってたけど、一通り楽しみつくした後に「801以外にも楽しいのがある」と気付いていくとか、そんな感じなんじゃなかろうか。

特別801が好きというよりさ、オタクになろうとしたら、もうほとんどがまず801で固められてるから、それを好きになる、という感じなのかなと。そもそも最初に801流行らせた、昔の人たちの心理は知らないし、もしかしたらその心理が一番上に書いたような感じなのかもしれないけど、少なくとも現代の腐女子ってのはそうでないんじゃないかと。801になにか「少年愛はどうこう」とかいう理由があるわけじゃなくて「そこにあったから」好きになってたみたいな感じなんじゃないか。オタ界を楽しむにはそもそも801しかなかったから。

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