2007-10-19

「免責=チェックしてない」ではない

http://anond.hatelabo.jp/20071019103537

結局のところは程度問題なのだけれど、今回の件は特にひどかった。メールアドレス判定の方が大きく言われているが(いや、これも1文字目には数字以外なら記号でもunicodeでも何でもOKな所がひどいけれど)、個人的にはIPアドレスの方がひどいと思う。あの正規表現をもっとシンプルに書くと、

([0-9]{2,}.){3}[0-9]{2,}

日本語だと(微妙に違うけど)、「数字2つ以上で始まって、2文字離れていれば数字以外が1文字3回まではOKで数字2文字以上で終わる11文字以上の文字列」、たとえば「03-3456-7890#123」とか「123456.123456」とか何でもあり。だけど、例にある「255.255.255.0」は、最後が数字2文字以上なくて、10文字だから駄目というもの。あまりにこれはひどい

OSSが引き合いに出されているが、OSSに限らずほぼすべてのソフトウェアには免責条項が付いていて、ソフトウェア価格以上の保障はしないというのが一般的だ。それはマイクロソフトとて例外ではないが、だからといってまったく検証していないわけではないし、問題があればパッチだって提供している。そりゃ、完璧バグフィクスはされていないけれど、概ね受け入れられている。しかし、人によっては厳しい事を言う人もいる。時には政府だって口を出す。なぜかといえば、これだけのユーザーを抱えるとてつもなく「影響力の大きい」ソフトウェアだからなのだ。

メディアもまた同様で、マスメディアはちょっとしたことでも大きく言われるし、時には法的責任だって問われる。それは、ひとえに影響力の大きさからくるものである。誰も読みもしないチラシに嘘があってもほぼ問題にならないが、大手新聞に嘘があれば問題になるし、内容によっては国際問題にだってなる。それでも、ちょっとした誤植程度ならやっちまった程度で済む。つまり、程度問題。

記事への反応 -
  • http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-314.html まして情報を提供する人間に検証してから公開しろと言う気持ちは、よくわかるけど、ブログってそんなの一々気にして書いている人は一体何人いる...

    • 心情的には理解できなくも無いけど、 オープンソースソフトウェアは全てバグがあっても免責だよね。 あれも、完璧にバグがなくなるまで公開するべきじゃないって考える? webサービ...

      • http://anond.hatelabo.jp/20071019103537 結局のところは程度問題なのだけれど、今回の件は特にひどかった。メールアドレス判定の方が大きく言われているが(いや、これも1文字目には数字以外な...

        • そこの「程度」の線引きってすごく難しいよね。 何を「あまりに」ひどいと思うかは人それぞれだしさぁ。 そりゃチェックはしなきゃいけないだろうけど、それだってどこまでやるのっ...

          • メールアドレスのはともかく (正規表現語るのに大崎さんのサイトも見てないのかというのはあるが) IPアドレスのは「人それぞれ」の範疇を超えてると思う。

        • よくわからないけど、ホームページを作る人のネタ帳は批判ばっかりなので可哀相になってくる。 文句があるんだったらもっと影響力のあるページをちゃんと作って纏めればいいじゃな...

        • 気持ち悪い信者ですね

          • http://anond.hatelabo.jp/20071020205832 http://anond.hatelabo.jp/20071020205712 http://anond.hatelabo.jp/20071020205605 http://anond.hatelabo.jp/20071020205357 http://anond.hatelabo.jp/20071020204345 http://anond.hatelabo.jp/20071020204142 http://anond...

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