2007-09-30

似非オタやヌルオタ

だっていいじゃない

知識がなくたっていいじゃない……

みたいな風潮が、最近寧ろ優勢になってきた気がする。

ちょっと前?は、「おいおいこのくらいの知識もなくてオタとか言うなpgr」っていう、オタ同士の優越感ゲームな風潮があった気がする。それが主流だった気がする。でもここ最近は寧ろ、(少なくともはてな界隈では)「なんで?ぬるオタだっていいじゃない。どうして知識があるほうが偉いの?俺たち私たち、楽しんでるだけだよ。でもそれでいいジャン☆優越感ゲームなんておっくれってるー☆てか知識自慢のガチオタこそ自重しろ」な風潮が大きくなってきた気がする。

確かに、自分が「そんなに詳しくはないがまあまあ好き」な感じのアニメなんかを見てて、ガチに詳しい奴に何か色々言われたりすると、「なんだよ」とカチンとくるもんだが、かといって、「自分が滅茶苦茶好きで詳しくなった」アニメスレなんかで、分かってない人が今更な質問をしたりすると、「おいおい、そんなんで本当に好きなのかお前?」と呆れる気持ちはないとは言えない。いや、バリバリある。

よくどっちの立場にもなるため(俺の場合好き度で詳しくなる度が滅茶苦茶変わるから。まあ普通そうかもしれないが)、どっちにも賛成し辛い。単純により深い知識や技術を持ってるオタを賞賛する流れにも、その反発として生まれた別にぬるオタだっていいじゃん的な流れにも、どっちにも乗り難い。自分が知識がないけど楽しんでる状態で、「おいおいこんなのも知らないのか」と見下されれば腹は立つけど、かといって自分が滅茶苦茶詳しくなってイラストなんかも描いちゃったりしてサイト作っちゃったりしてるアニメがある時、ちょっと観ただけでそのアニメのオタと自称するような人間に、「ぬるオタだってなんだって好きって気持ちは同じじゃん?」などと簡単に一緒にしてもらいたくはない。ぬるオタだっていいじゃん、知識なくたっていいじゃん、ってのはそれはそれで分かるが、でも、だから知識なんてあったって全然偉くない、皆一緒さ、みたいな流れはどうなんだ?と。それはさ。知識がない方が言える言葉なのか…?とか思っちゃうわけ。

同じスポーツのファンでも、なんとなく人気の選手がいるからという感じで見始めたような、ルールも覚束ない奴から、バリバリ知識があって、何度も応援に行くような奴までいるわけで、「ルールが覚束ない奴はダメだ!ファンの資格はない」そう言うつもりは全くないけど、かといって、ルールが覚束ないようなファンが、「別にルールなんて、このスポーツ過去の知識なんて、今の選手の名前なんて、知ってたって偉くないよ。そんな事は好きな気持ちに全く関係ない。皆同じファンじゃん」とか言い出すと、それはどうなんだ?って思うんだよ。それは、まだ、知識があるほうが言うにはいいけどさ。知識がない方が言うのは、なんつーか単に、自分の知識の拙さを、知識を得ることによってじゃなく、「知識を得たってしょうがない、知識を得てようが得てまいが皆同じ」と知識ある奴を自分のトコまで引き摺り下ろして、無理矢理一緒くたにしてるような(わざと大袈裟に言ってるんだが)嫌さを感じる。

関係ないことはないと思うんだよ。簡単にこんな事言っちゃうのもなんだけど、やっぱ好きな度合いと、知識レベルって、完全には一致はそりゃしないんだけど、かといって相関性が全くないかっていうとそういうことも無いと思うんだよ。全然好きじゃないけど知識だけありますなんて、そりゃ仕事ならそれもあり得るけどさ。趣味の範囲でそんな事はないでしょ。やっぱり基本的に好きなら知りたくなるもんだし。知識が深いオタが、色々難癖つけてくるのは鬱陶しいけど、でも、そいつの知識は、そのウザさとは別問題として、凄い事は凄いと思うんだよ。知識が深けりゃいいってもんじゃないけど――でも知識があろうがなかろうが皆同じってのは違うっつーか…

「俺はこの、ただアニメを観るってだけのレベルで満足してるんだから、余計な事言ってくんな」それは分かる。言われるとウザいもんね。でもだからといって知識なんか関係ねえ、でもないだろと。知識がある奴は、有る奴で、尊敬(ちゅーと大袈裟だが)する。それはそれで凄いことだ。だからといって知識ない奴に厭味言う権利はないけど知識ない奴もその知識を勝手に軽視したりするのってどうなんだろって。

よーするに、詳しくない時は、「俺はこのレベルで、満足してるから。別に知識これ以上いらないし」というスタンスでありながら、「でも知識が有る奴はすげーと思う」というスタンスでいたい。詳しい時は、自分より知識ない奴を「全くこいつはこんなことも知らずにこれを好きだというのか」なんて意地悪言わず、ただ、自分の好きなように詳しく好きな物を突き詰めていく。そんなスタンスで俺はいたいと思う……なんだかごちゃごちゃになっちゃったな。

ちょっと追加。

優越感ゲームって、それ自体が避けるべきものみたいな扱いだけど、そんなに過剰にならなきゃそれはそれで人生の妙味なんじゃねーかなーと思う。どうしたって人間そういう欲ってあるし。他人より凄かったらやっぱ面白いんだよ。そういう欲はどうしたってあるし。そんなのを、オタクの知識なんていう安全なもので満たされるなら、いいんじゃん?とか思う。それも知識なんだからスポーツやら何やらよりよっぽど平等に頑張れて、よっぽど優越感ゲームの勝者になりやすい。あ、だからこそ、他に何もない非モテ系がオタクになりやすいのかもしれんが…でもそいつらがオタクの中でそうやって頑張って勝利した感覚を得られるならそれはそれでいいんじゃないか、いい救済なんじゃないかとも思うんだ…

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