あるところに、双子の仔リス、ポクとペレがいました。二匹は、木の実を集めるのがとても大好きでした。
この国では、毎年秋になると、冬に備えて一日 60 個木の実を蓄えていかなければなりません。一日 60 個なんて、普通の子リスには大変な量です。でも、兄のポクは、持ち前の特技を活かして、毎日 100 個も木の実を集めることができました。
一方、弟のペレは、持ち前の特技を活かして、仲間に木の実の取り方を教えてあげました。兄のように 100 個も木の実を集められませんでしたが、仲間はお礼に、暖かい家をペレに作ってあげました。
やがて冬が来ました。たくさん集めた木の実のおかげで、ポクは食料に困ることはありませんでした。ただ、家がちょっと寒かったので、自分で暖かい家の作り方も覚えました。
ペレは、秋にほとんど木の実を集められなかったので、少しお腹がすく思いをしました。でも、暖かい家で、毎日ゆっくり過ごすことが出来ました。
数年経って、二匹は大人になりました。ポクは、木の実集めと家作りの名人として、その国で名前を知らない者はいないほど、有名になりました。
一方ペレは、たくさんの仲間たちと色んな国を旅しました。ペレは仲間に木の実を取っていく役です。兄のように家作りまでは出来ないので、その辺は仲間に助けてもらいました。
ある日、ペレは旅先で、兄のポクと再会します。ペレの仲間は彼の再会を祝って、ポクにたくさんの木の実をプレゼントしました。その夜、ペレはポクに、こんな話をしました。
「ごめんね。僕たちの仲間でも、これが精一杯の木の実だよ。兄さんはもしかしたら、これくらい簡単に集められるかもしれない。でも、僕は兄さんが木の実が大好きなことを知っていたから、仲間たちと一緒に精一杯集めたんだ。僕は兄さんみたいなリスになりたい。どうしたら、兄さんみたいになれるの?」
「ペレだって、努力すれば僕みたいになれるよ。どうしてペレは才能があるのに、もっと努力をしようとしないんだい?もっともっと自分に厳しくすれば、僕みたいなすごいリスになれるんだよ?木の実だってたくさん取れる。家だって自分で作れるんだ。」
本当に幸せになったのは、どちらのリスでしょうか?
他人の力を上手に利用したほう
ペレが木の実集めの方法を教えすぎたため、周辺の森から木の実という木の実がなくなる。 そしてポクはペレの作った利権集団から外されてしまう。 ポクは死ぬ。 晩年は大富豪になった...
まず、幸せとはなんなのかを定義しないと。
もしこれがエントリーシートか何かなら、ペレは学生時代に遊びほうけていたようにしか見えないし、ポクは自らの学歴を盾に兄弟を見下しているところもウケル。 この兄弟が対決する...
http://anond.hatelabo.jp/20070724014029 自分の行為が意義あるものであると実感できること。