2007-04-04

現実を見よう

10〜20代:適当暮らしていても、親もまだ現役世代なのでまだまだパラサイト可能。

     夢がある、やりたい事を探しているなどといいつつ、社会人に比べると たいした苦労もなく、

     自由を謳歌した気ままな生活を送る。一生フリーターでもいいやなどと豪語する。

20〜30代:同級生たちは中堅どころ。自分はまだまだ浮草生活。ただ、親が退職した頃から

     生活費が苦しいことをリアルに感じ出す。しかし改心していざ職に就こうにも

     年齢制限、職歴なしで全て書類落ち。面接にも漕ぎ着けられない。ようやく現実を知る。

     身分に差がつき始め、恥ずかしくて友人の結婚式同窓会に出席できなくなる。

30〜40代:社会人の同級生はぼちぼち管理職となり月収も増え、ボーナスの額に一喜一憂するが、

     自分の時給は20代の頃と変わらない。それどころか、体力は衰える一方なのに、

     仕事バイトで、相変わらず、単純作業・深夜・立ちっぱなし等の肉体労働。いまだ職歴なし。

     普通の庶民の生活に憧れるが完全に手遅れ。結婚も家庭も諦める。絶望が全身を支配する。

40代〜  :若いフリーターの方が使えるのでバイトを首になる。新しいバイトを探すも、

     物覚えが悪くいざって時に首を切りづらい高齢フリーターは嫌がられ、バイトも見つからない。

     当然、貯蓄があるわけでもなく、親戚からも疎まれる社会お荷物と化す。

     いつしか一線を超えてしまい、雨風をしのぐためのビニールシートを購入する。

     服は毎日同じ。プライドを捨て、コンビニ飲食店の残飯あさりを始める。

                      ・

60代〜  :同世代は孫ができ、退職後は退職金やこれまでの貯蓄、年金等で、

      贅沢とは言えないまでも普通暖かい老後を送る。幸せ普通人生と言える。

      一方、長年に渡る浮浪者生活で体はボロボロ、あちこちが痛む。しかし健康保険もないので

     病院にも行けない。もちろん国民年金などもらえない。あとは時間の問題にすぎない。

終末   :親族の中では行方不明のまま、共同墓地で無縁仏となる。

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